2005年 1月 ~ 2005年 6月
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(2005年06月30日) 【発音・アクセント】 | [▲ 先頭へ] |
今月は各高校で中間テストがありました。サミット・ゼミでは、中間・期末テスト前には、高校別に英文解釈の教科書を復習しています。この時に英文の読み方を徹底的に鍛えて、教科書の予習がいかに大切かを理解してもらいます。 高校生の皆さんに試験範囲の英文を一文ずつ読んで和訳してもらいますが、英文をリズム感良く読める生徒さんはほとんどいません。英単語の発音・アクセント、英文のイントネーションは、その度ごとにチェックしますが、中にはお経みたいに英文を読む人もいます。 どうも高校で英単語の発音やアクセントを教えてもらっていないようです。私自身も高校で発音記号を教えてもらったことはありませんでした。しかし、国際化がますます進展して、大学入試センター試験にリスニングが入ってくる程英語が重要視されてきている状況で、何故発音やアクセントをしっかり教えないのでしょうか? 私は、浪人時代に英単語の意味を覚えるときに発音やアクセントも一緒に覚えました。河合塾の先生に言われたのかNHKラジオの影響なのかは忘れてしまいましたが… 発音やアクセントを勉強すれば、知らない単語が出てきてもほぼ正確に読めるようになるものです。 センター試験にアクセントの問題が出るからという世俗的な理由ではなく、将来英会話を上手にこなすという高い目標を持って発音・アクセント・イントネーションを高校生の間に勉強すべきです。せっかくALTの先生達がいらっしゃるのですから、もっと彼等を活用すれば良いと思います。 |
(2005年06月23日) 【本屋さん】 | [▲ 先頭へ] |
先週土曜日(6月18日)の日経新聞別紙、NIKKEIプラス1「何でもランキング」は「本好きおすすめの大型書店」でした。関東地区では紀伊国屋書店新宿本店がNo.1でした。(関西地区では紀伊国屋書店梅田本店がNo.1) 私は一年に1~2回上京する機会がありますが、必ず立ち寄る書店がこの紀伊国屋書店新宿本店です。ビル全体が本屋さんになっている同書店8階の学習参考書コーナーで良い教材を探し、受験生に売れている本をチェックするのが目的です。一時間位、特に高校生向け教材を念入りに調べます。ゼミの授業に役立つ教材探しは私にとって真剣勝負です。 東京へ行く度に街並みが少しずつ変わっているので、他に良い書店ができているのではないかと懸念していましたが、先週の「何でもランキング」の結果で、非常に安心しました。 金沢では「うつのみや」柿木畠本店へよく行きます。2階の学習参考書コーナーで、やはり教材をチェックします。新宿の紀伊国屋に比べれば、学習参考書コーナーのスペースはかなり狭いのですが、品揃えは悪くありません。「うつのみや」さんには、石川県の教育をぐいぐい引っ張るという意気込みで学習参考書コーナーをますます充実させて欲しいと期待しています。 |
(2005年06月16日) 【「勉強しなさい」】 | [▲ 先頭へ] |
各テスト後の個別反省会では、帰ってきた答案を見ながら、良かった点や改善すべき点を話し合います。勉強のやり方の質問や進路の相談もよくあります。今月初めの中間テストの反省会で、あるゲーム好きの中学生が言いました。「せっかく勉強しようと思っても、お母さんに勉強しなさいと言われるとモチベーションが下がる。」 モチベーションが下がるという素晴らしい表現は使わないでも、このことはよく耳にします。私自身も何十回、いや何百回「勉強しなさい」と言われたことか… 昔はテレビゲームがなかったので、私はよくトランプで遊んでいました。勉強しなければならないとは思っていますから、あるタイミングでそろそろ始めようとするのですが、丁度まさにそのタイミングで、母に「勉強しなさい」と言われました。そう言われると反抗したくなるのが人情です。 生徒さんからお母さんの一言について聞く度に、昔の自分と同じだなぁ~と思います。ほとんどの生徒さんは勉強をしなければならないと思っていますが、なかなか机に向えないのです。お母さんもガミガミ言いたくないのですが、あまりに机に向わない我が子に対してつい「勉強しなさい」と言ってしまうのでしょう。 昔からずっと繰り返されてきた光景ですが、これを改善する最良の方法は、子供が目標を持つことです。目標の学校を意識したり、目標の点数を設定したりすれば、机に向うモチベーションが高まります。それでも子供とお母さんの心理戦は続くでしょうが… |
(2005年06月09日) 【中間テストと実力テスト】 | [▲ 先頭へ] |
中学生の皆さんは先週中間テストが行われ、今週はテスト結果を見せてもらいながら個別反省会を実施しています。当然のことながら、準備がよくできた科目では結果が良く、あまり準備しなかった科目の結果は良くありません。頭の良し悪しとは関係なく、真面目に勉強したか否かで成績が分かれます。 中高生時代の私は、中間・期末テストの準備は怠りませんでした。ですからテストの結果は良かったのですが、実力テストの結果がイマイチでした。中間・期末テストでは試験範囲が長くはなかったので一週間準備すればなんとかなりましたが、実力テストは試験範囲が長くてうまく準備できませんでした。 今、教える立場になって昔の自分のことを考えると、既習部分の反復学習が不十分だったということになります。新しく習う分野は中間・期末テストできっちり勉強し、既習分野は定期的に復習することが必要です。当たり前と言えば当たり前のことなのですが、自分は後者をうまくできませんでした。 現在中3生は学校で少しずつ1、2年の復習をしていますから、それを真面目にこなさなければなりません。ゼミの中3クラスでは学校の復習スケジュールとほぼ同時進行で英語・数学の徹底復習をしています。問題は中2生・中1生です。学校では既習分野の復習はなかなかできないでしょうから、中2クラスではこの点を補強したいと思っています。 |
(2005年06月02日) 【センター試験時間割】 | [▲ 先頭へ] |
来年1月に実施される大学入試センター試験の実施要項が発表されました。今週の高3クラスでの雑談はセンター試験の時間割でした。 来年1月の時間割は初日の土曜日(1月21日)に社会・国語・外国語の文系科目、二日目の日曜日に理科・数学の理系科目です。従来は初日・二日目とも文系科目と理系科目が組み合わされていました。英語のリスニング試験導入に伴う時間割の組替えですが、好ましい時間割とは言えません。特に初日は社会(公民・地理歴史)・国語と続き、15:35から外国語(通常は英語)を80分解き、45分の休憩があってリスニングが始まり、終了は18:40です。受験生は初日だけでぐったり疲れることでしょう。 勉強をする時の一般的な問題点は、科目と科目の間の休憩時間です。ついつい休憩が長くなり、予定していたことができなくなることがよくあります。これに対する解決策として、私は、文系科目と理系科目を交互に勉強するように言っています。文系科目と理系科目で頭の使う部分が違うからと聞いたことがありますが、私は浪人時代に実践して、科目間の休憩時間をほとんどとりませんでした。ですから、文系科目だけの土曜日、理系科目だけの日曜日という時間割は疑問です。 時間割の組替えについては大学入試センターで十分な検討がなされたとは思いますが、その結果は受験生に対する配慮が感じられません。従来のように文系科目と理系科目を組み合わせるとか、45分という科目間の長すぎる休憩時間を短くするとか代替案はいくつかあったはずです。因みに、ある高3生は言いました。「なんで、英語の後リスニングまで45分もあるん?」 |
(2005年05月26日) 【In my case その4】 | [▲ 先頭へ] |
2週続けて受験生時代に私が英語と国語を克服した話を述べましたが、私の成績が伸びた一番の原因は自分の気持ちの持ち方でした。京都大の不合格は予想通りでショックはありませんでしたが、合格できるだろうと思っていた早稲田の法学部の不合格は大きなショックでした。しかし、受験勉強をやり遂げたという気持ちはなかったので、浪人が決まった時は、神様がきちっと勉強をやり直しなさいとおっしゃっているように感じました。そして、一年後には絶対にリベンジしてやろうと決めました。 自分の目標を持ち続けるために役立った本があります。河合塾のある先生が紹介して下さった「巨富を築く13の条件」です。(当時は新書版でしたが、現在は単行本になっています。)その本は、先ず、目標を具体的にすること、それを紙に書いていつでも見えるようにすることの大切さを説いています。私は、自分の具体的な目標を紙に書いて、一番上の引き出しに入れました。筆記用具を出し入れする時にいつも目にしました。また、その本から学んだ「自己コントロール」を実践しました。 高い目標を持ちましたが、毎日することは、河合塾の勉強の予習・復習や英単語・構文を覚えるという細かなことでした。こんなことで大丈夫なのかという不安がありましたが、6月の模試の好結果で自信を持ちました。昨年、大記録を作ったシアトル・マリナーズのイチロー選手が、「小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道だと感じている。」と語っていますが、普遍的な言葉です。 昨年2月19日付け本欄のタイトルは「Where there’s a will there’s a way.」(意志ある所に道あり。)ですが、やはり先ず “will” 意志が重要です。意志・情熱があれば “way” 道・方法はあります。浪人時代の経験は私にとって大きな自信になりました。然るべき期間、努力を重ねれば相当なことができることがわかったからです。社会人になった時、この経験が自分を支えてくれたことが多々ありました。大学受験生・高校受験生の皆さんには、目標を持って毎日の勉強を積み重ねることを実践して欲しいと思います。それが受験を乗り越えるだけではなく将来の自分に役立つはずです。 |
(2005年05月19日) 【In my case その3】 | [▲ 先頭へ] |
国語力は全ての学力の基礎だとよく言われます。私は、中高生当時、数学は得意、英語はやや苦手、国語は苦手でした。中学の時、得意な数学で苦手だったものが方程式の応用問題でした。方程式の文章題は難しいなぁ~と思っていましたが、それは国語力の弱さが原因でした。文章の読解力がなかったので、応用問題の文章から式を立てることが難しかったのです。国語の試験では△が多く、応え合わせの後、先生に何故△なのかをよく尋ねたものです。 私の国語力を飛躍的に高めてくれた参考書があります。高田瑞穂著の「新釈現代文」という100ページ程度の薄い参考書でした。河合塾の先生の紹介で購入した、私にとっては恩人のような参考書ですが、残念ながら廃刊になっています。(インターネット情報では復刊の動きもあるようです。)高田先生が学生に語りかけるように書かれたその参考書ではたった一つのことがテーマでした。それは、人が何故文章を書くか? → 世の中の人々に伝えたいことがあるから → 読者は、筆者が何を言いたいのか素直に読み取るべき、というものでした。高田先生が述べられたもう一つのことは、現代文で答える時は筆者の言葉で答えなさいということでした。この本のおかげで、△が○になり国語の対する苦手意識は消えました。 現在、特に高校クラスで国語の勉強の仕方についての相談が時々ありますが、筆者の言いたいことを素直に読み取ること、設問には自分の言葉ではなく筆者の言葉で答えることの二つをアドバイスしています。ただし、素直に読み取る前提として「考える力」があります。考えることができなければ、筆者の伝えたい内容は右から左へ通過するだけです。ある受験本には現代文の力は「才能」だと書いてありましたが、私は違うと思います。「素直さ」「考える力」「設問の答え方」で克服できるはずです。 |
(2005年05月12日) 【In my case その2】 | [▲ 先頭へ] |
先週末、高3生諸君は3年生になって初めての模擬試験に挑戦しました。石川県の統一模試で全ての高校生が受ける模試でした。高3生の皆さんは今後、毎月一回、あるいはそれ以上のペースで記述模試とマーク模試が続きます。来年のセンター試験は1月21日・22日と既に発表されています。1年ではなく8ヶ月余りしかありません。模擬試験を自分の実力の伸びを知る客観的ツールとして、受験勉強を本格的に進めなければなりません。部活を続けている人は最後の大会までの残り3週間、難しい両立が続きます。 本年2月3日付けの本欄で、私自身の現役生としての受験失敗の原因は英語力の甘さと述べました。英文法はイマイチ理解できていなかった個所があり、英単語や英作文も不安を抱えていました。浪人時代、英語力の増強が目標の一つでした。英文法は河合塾の授業を真面目にこなしてマスターしました。英単語は1900語の単語集を年間5回繰り返しました。毎日の勉強が終わり、寝る前の10分で単語を30語ずつ覚えました。英作文対策は、河合塾の副教材の構文集(250例文)を少しずつ暗記して年間3~4回繰り返しました。その結果、英語力は飛躍的に伸びました。社会人になり英語を使って仕事をしていましたが、浪人時代に身につけた英語力がなければ、海外とのコミュニケーションに苦労したと思います。 サミット・ゼミの高校クラスで私は、英語の構文を確実に見抜けるようにした上で、最終的には単語力と話しています。英語構文の理解のためには英文法のマスターが不可欠です。大学入試に通用する英語力は社会で使える英語力です。将来の活躍のために、文法をマスターし、単語・構文を暗記しなければなりません。根っこの部分が磐石になってこそ立派な木が茂ります。 |
(2005年05月05日) 【将来の選択肢】 | [▲ 先頭へ] |
4月後半、中3諸君の修学旅行中、私は東京へ行ってきました。学生時代の友人と酒を酌み交わしただけではなく、以前から私を叱咤激励して下さっている新聞社の方とも、教育や経済またホリエモン等のいろいろな話をしました。 教育について話をしている中で、その方は、将来の様々な職業の選択肢について子供達に情報提供をするべきだと指摘されました。学習塾を始めて以来、私は高校生の文系・理系の選択について問題意識を持っていましたので、その話はピーンときました。いろいろな選択の可能性を知った上で自分の夢を探し出すことができるなら、勉強に対する見方が変わり、真剣さが出てくるかもしれません。 然るべき地位にあるその方に、その企画を是非実現させて下さいとお願いしたところ、「それは大谷君がやってみなさい。」と言われました。金沢・羽咋で学習塾を運営している私にどこまでできるかは疑問ですが、遣り甲斐のある企画なので自分なりに進行させてみたいと考えています。 |
(2005年04月28日) 【高校入試・英語平均点】 | [▲ 先頭へ] |
4月19日の石川県教育委員会の会議で今春の公立高校入試の平均点が報告されました。5教科合計点の平均点は平成10年度の266点以来7年振りに280点を割り込み275点でした。難しかった平成10年度の翌平成11年度は325点で、その後「易しい入試」が定着したように見えていましたが、今年の入試は易しいとは言えませんでした。 2年間平均点が50点を割っていた数学の平均点は53.9点でした。今年は後半に目先が変わった問題が続いていたので、また50点を割るかなと思っていましたが、意外な善戦でした。今年平均点が50点を割ったのは英語でした。ここ3年間の英語の平均点推移は、60.3→67.2→48.6です。 英語の平均点が伸びなかった原因は1番のリスニングに時間がかかり過ぎることです。例年15分近くかかっており、今年もそれ位かかったそうです。今年の2番の対話文、3番の長文問題は問題文自体の内容は良かったものの難しい問題が一部含まれていたため時間がかかり、4番の英作文まで進めた受験生は少なかったのかもしれません。 リスニングに時間がかかるのは、英文が読まれるスピードが不自然なほど遅いからです。模擬試験のリスニングよりもずっと遅くなっています。今年の数学の問題には「雪つり」からの出題があり良い問題だなと感じましたが、英語はリスニングとその他の問題の時間配分が考慮されておらず、全体のバランスが悪かったと言わざるを得ません。 |
(2005年04月21日) 【中2英語-各単元を大切に】 | [▲ 先頭へ] |
金沢の中学生は、従来よりも英語の教科書を少し早めに進めています。中2生は1年生の最後で2年生の教科書に入っていました。今週の中2クラスで確かめたところ、Unit 2に入ったとのことで、Unit 2の基本文を説明しました。 金沢市内の中学が使っている教科書ではUnit 1とUnit 2の間には大きな差があります。1年生の教科書から2年生の教科書のUnit 1までは、be動詞・一般動詞の現在形、過去形をメインにして、若干難しいものとして進行形と助動詞canが出ていました。しかし、Unit 2からは、未来形、第4文型、第5文型、そして不定詞等を学び英語の幅が広がってきます。 Unit 2以降で学ぶものは今までのbe動詞・一般動詞の延長線にはない個別の文法分野になります。親ガメに当たるbe動詞・一般動詞を完璧にマスターしておくことが大前提で、子ガメ・孫ガメに当たる未来形、不定詞、動名詞等を一つずつ理解する必要があります。 中学英語が分かるか否かは、これからの一つ一つの単元が勝負になります。勉強の基本は授業をしっかり聞くことです。それぞれの分野をきっちり理解した上で覚えます。 |
(2005年04月14日) 【挑戦せよ!】 | [▲ 先頭へ] |
各高校で授業が始まりました。早速実力テストが行われた高校もあります。サミット・ゼミの高3クラスでは新年度に入り、大学入試二次試験過去問の長文問題練習を始めました。今まで覚えてきた英単語、復習してきた英文法そして学校の教科書の予習で培った構文解析力に基づく実戦練習です。難度や分野の異なる長文問題を数多くこなし、少しずつ二次試験問題に慣れていきます。秋からは今春の入試問題に挑戦する予定です。高3クラスでは今後、この二次試験長文練習とセンター試験用速読練習を交互に実施していきます。 前回の「塾長からの一言」で述べた通り英語を含む全教科の受験勉強法の資料は先月配布済みです。また、昨年春の大学合格者への詳細なアンケート結果をまとめた資料も既に配布済みです。これらの資料を説明したり、授業中にいろいろ話したりして高3生諸君のやる気を引き出そうとしていますが、大切なことは彼等自身の気持ちです。 来年受験する高3生は誰でも勉強しなければならないと考えていますが、目標を具体的に設定することが最大のポイントです。入れそうな大学を目標にするのか、ランキングは高くても絶対に入りたいと思う大学を目標にするのかで勉強の仕方が変わってきます。大学入試センター試験まで9ヶ月、二次試験まで10ヶ月あるので、自分のやる気と勉強の仕方次第で実力を相当に伸ばすことが可能です。 現在の実力からは無理だと思えるレベルの大学でも構いません。自分の正直な気持ちを考えて目標の大学を決めて欲しいです。高い目標を目指して努力を重ねる過程こそが大切であり、自分を磨くことができます。Boys be ambitious! |
(2005年04月07日) 【昨年度の宿題】 | [▲ 先頭へ] |
昨年度の私自身の目標は二つありました。(2004年4月1日付け「新年度の目標」)一つは大学受験対策をまとめることでした。これは英語だけではなく、数学・国語・理科・社会の各教科を何時、どのように勉強するかをまとめるもので、昨年度の高3生諸君の参考にしてもらおうと作業を急いで昨年5月中旬に完成させました。受験テクニック本を数冊読み、それまでの大学受験の経験を含めて総合的にまとめた資料です。この資料は新高3生の皆さんには先月既に渡しました。 もう一つは高校数学の復習でしたが、こちらは達成できませんでした。年度前半は時間をみつけて問題を解いていましたが、年度後半の大学入試・高校入試のシーズンが近づくと問題集を開く機会がなくなり、デスクトップのPCの横に置いたままになってしまいました。 高校クラスの授業は英語だけなので特に問題はないのですが、生徒さんの数学の質問には的確に答えたいので、今年度はしっかり復習して高校数学に関するサビを落とすつもりです。昨日から問題練習を再開し、ノートの一番初めに「毎日一題は必ず解こう!」と書きました。ここ2~3年ずっと気になっている件なので、今年度は何とか達成するつもりです。英語だけではなく数学でも高校生諸君を万全にサポートできるようになることが当面の目標です。 |
(2005年03月31日) 【脱力】 | [▲ 先頭へ] |
先日久し振りにコンサートへ行きました。そのコンサートではトランペットの独奏があり、自分が持っていたトランペットのイメージを変えるような演奏に感動しました。パンパカパーンという高音ではなく、重厚な低音が心に響き、ゆったりした気分にさせてくれました。 楽器演奏でプロと素人の最大の差は「脱力」であると聞いたことがあります。肩の力が抜けると、人に感動を与える素晴らしい演奏ができるそうです。 サミット・ゼミ高校クラスの英作練習で、頑張って覚えた難しい表現や難しい英単語を使おうとする生徒さんがいます。正しい英文になれば良いのですが、難しい表現や難しい英単語を使うと、往々にして失敗します。模範の英文をホワイトボードに書いたとき、高校生諸君は「あっ、それでいいのか」という感想をよくもらします。 英作文の力が本当についてくると、平易な表現を使って書けるようになります。これは、楽器演奏の「脱力」と同じではないかと感じます。芸術でも学問でもレベルが上がると肩の力が抜けるのでしょう。 |
(2005年03月24日) 【努力が詰まった紙袋】 | [▲ 先頭へ] |
今週はほとんどの国公立大学で後期日程試験の合格が発表されています。今シーズンの大学入試も幕が閉じようとしています。現在、生徒諸君から最終進路についての連絡を待っているところですが、今春とてもうれしかったことの一つが、この一年間ある大都市の大手予備校で頑張った元生徒さんからの合格を伝える電話でした。 彼とは時々メールで連絡を取り合っていました。気合を込めて臨んだセンター試験で目標にしていた得点に達しなかった時は私もすごく心配になりました。しかし、彼は志望を変えず難関国立大学に前期日程試験で見事合格しました。合格発表で自分の番号を見つけた時は涙が出て足が震えたそうです。それを聞いた時、私もジーンときました。(彼が合格した大学はホームページの進学実績には入れていません。) 先日彼と会っていろいろ話しました。現役時代、浪人時代それぞれの話は、新高3生の皆さんに非常に参考になるものでした。また、私と会う時に彼は紙袋を持ってきました。その中には予備校で使っていた英語の教材一式が入っていました。とてもありがたいプレゼントでした。 新年度の高校クラス、特に高3クラスでは、彼から聞いた話や譲り受けた教材を参考にして、授業内容をますます進化させるつもりです。ご期待下さい! |
(2005年03月17日) 【こんな生徒さんがいました その8】 | [▲ 先頭へ] |
本日正午、公立高校入試の合格が発表されました。私は毎年北國新聞会館前で金沢・羽咋の受験生全員の合否を確認します。今日は風が非常に強く雨も混じり最悪の天候でした。(このような天候の場合は会館ロビーに掲示して下さいね、北國新聞社殿) H君の受験にはハラハラさせられましたが、見事に最上位校に合格しました。彼は去年の夏から秋にかけて成績が安定していて12月の模試でも、合格可能性80%の基準偏差値を少し上回る成績でした。しかし、1月の模試で偏差値が6ポイント以上下がり、私を慌てさせました。原因は気の緩みでした。 さすがにH君は真剣になりました。教室での表情も引き締まりましたが、2月の模試では少し盛り返したものの、合格圏には達していませんでした。私は志望ランクを下げるべきか悩みましたが、H君の意志は固く、最初の志望通りに受験しました。 日頃から勉強において絶対に安心してはいけないと言い続けていますが、生徒諸君は一般的に、余裕を持って合格できる水準に達すると勉強が甘くなる傾向があります。絶対に安心してはいけません! なお、2004年10月28日の「こんな生徒さんがいました その6」は「その7」の誤りでした。訂正してお詫び致します。 |
(2005年03月10日) 【最後のアドバイス】 | [▲ 先頭へ] |
公立高校入試が行われています。昨日(3月9日)は5教科の学力テストが行われ、今日は面接・小論文が実施されます。 今年度の中3クラスは、金沢教室も羽咋教室も、最後までケアレスミスが続いたので、生徒の皆さんの結果がとても心配です。私は高校受験生一人一人に、試験会場で着席したら読むようにと言って、最後の注意事項をまとめた用紙を渡しています。その用紙には、一人一人に宛ててコメントも書きました。今年は半数の生徒さんに、設問の指示に注意することと記しました。 難しい問題はほとんど全ての生徒さんにとって難しいので得点できなくても結果には影響しません。しかし、ケアレスミスによる減点は結果に直結しかねます。ちょっとした計算ミスによる減点(今年の数学最初の問題は ?6+5-(-7) で配点は3点)や設問の指示の読み間違いによる減点(たとえ1点でもギリギリのところでは大きな意味を持つ場合があります。)で涙を流すことになるかもしれません。 誰でも試験本番は緊張します。緊張感を和らげて問題に集中してもらうための最後のアドバイスが力を発揮することを祈るばかりです。17日正午の合格発表まで私も落ち着かない日々が続きます。 |
(2005年03月03日) 【応用力】 | [▲ 先頭へ] |
3月1日に志願変更が締め切られて確定倍率が出ました。2月23日締め切り分の出願倍率が若干修正されましたが、やはり今年の特徴は二水の人気です。公立高校の入試は来週水曜日(3月9日)に迫りました。 中3クラスでは先月から50分の実戦問題を解いています。英語は英文を早く読む練習をして何とか解けるようになってきましたが、数学を克服しきれていない生徒さんが若干います。実戦問題を解いた後はしっかり解説をしていますが、数学の関数や証明の応用問題を解説する時は、結局基礎的な事項の積み重ねになります。1次関数は y=ax+b で、a は傾き、b は切片、証明の問題では、ある線分が平行であれば錯角・同位角が等しい等です。 基礎的な事項を理解した上で、然るべき問題練習をこなせば、どんな応用問題にも対応できるはずです。山に例えるなら、応用問題という高い山があったしても、その山の九合目位までは基礎の積み重ねだと思います。ポイントは、基礎的事項を完全にマスターすること、そして応用問題のパターンに慣れることの二つです。 |
(2005年02月24日) 【公立高校・願書締め切り】 | [▲ 先頭へ] |
「あ~ぁ」という二水出願者のため息が聞こえてきそうです。泉丘出願者はニンマリ、桜丘出願者はホッと一息です。昨日(2月23日)締め切られた公立高校の出願結果が今朝の朝刊に掲載されました。 泉丘の 1.12 倍は意外でした。全県一区により人気が集中すると思っていましたが、ここ数年間で最も低い倍率でした。泉丘の低倍率(昨年比 0.20 ポイント減)と二水の倍率上昇(昨年比 0.23 ポイント増)は、泉丘の競争激化を嫌った受験生が二水に変更したということでしょう。前回の「塾長からの一言」で、模試最終回の成績分布を見ると泉丘と二水の間の得点帯の生徒が多いと述べましたが、この層が無理をしなかったとも言えます。桜丘の 1.61 倍も意外でした。ここ数年間では平成12年度の 1.57 倍に次ぐ低い倍率でした。同校は毎年 1.7 倍前後の人気校であり、今年は能登地区からの受験が増えるだろうと思っていましたが高倍率にはなりませんでした。 これら3校を全体としてみると、一昨年よりは倍率が上がっているものの、昨年よりやや下がっています。星陵や金沢という私立高校の大学入試実績の向上により、多少無理をしても公立志望校を受験する傾向は変わっていませんが、結果的に全県一区による大きな影響はありませんでした。大山鳴動して鼠二、三匹というところでしょうか。ただし、その鼠が受験生に与えた心理的プレッシャーは大きかったでしょうが… 私が「あれっ」と思ったのは錦丘の倍率です。昨年より 0.36 ポイントも下がって 1.22 倍で、ここ数年間で最も低くなっています。同校は中高一貫校になり人気は継続すると思っていたので、この倍率は?です。 明日から3月1日まで志願変更ができます。例年志願変更するのは全体の5%位ですが、今年は上位校で志願変更が増えるでしょう。 |
(2005年02月17日) 【上位校激戦】 | [▲ 先頭へ] |
今月最初の日曜日に行われた今年度最終模試(中3生)の結果が出ました。各高校の基準偏差値は前回1月の模試の時から少し変動しました。(泉丘65→64、二水60変化なし、桜丘57→58、錦丘55変化なし) 昨年2月と比べると、二水が昨年の61が60になり、他の3高は昨年と同じ基準偏差値です。結果的には昨年と同じような難度のように見えます。 しかし、模試受験者の成績分布を見ると、昨年と違いがあります。特に目立った違いは、今年は平均点+90~+100点の点数帯の人数が昨年より顕著に多くなっていることです。この点数帯は偏差値62前後に当たり、泉丘と二水の中間層です。この層が多くなっているのは、やはり全県1学区の導入に伴う中3生の危機意識の表れと言えるでしょう。また、昨年は平均点+10~+70点の点数帯の人数が多かったのに対して、今年は平均点+20~+90点の点数帯の人数が多くなっています。成績分布が全体的に右側すなわち高得点の方向に偏っています。 成績分布グラフからは、泉丘・二水・桜丘の激戦が予想されます。出願はいよいよ明日から23日までで、24日木曜日に新聞報道されます。各校の倍率が注目されます。今日は2月17日、一ヵ月後の3月17日は公立高校の合格発表です。 |
(2005年02月10日) 【自己コントロール(続)】 | [▲ 先頭へ] |
大学受験生は私立大学入試の真最中で、前期日程試験まであと2週間です。高校受験生は私立高校入試の結果が出て、公立高校入試まであと1ヶ月です。受験生は受験勉強の総仕上げの大切な時期に入っています。 受験生の皆さんは緊張感から一様に硬い表情をしています。私は彼らとできるだけ話をするようにしていますが、悪い結果が起こるのではないかというイメージが心に浮かぶようです。3年前の本欄(2002年2月21日)でも触れましたが、自分をコントロールすることが大切です。 マイナスのイメージを心に浮かべて何か良いことがあるのなら、どんどんそのイメージを膨らませれば良いのですが、何のメリットもありません。時間の無駄です。マイナス・イメージを防止するためには心の隙間を作らないこと、具体的には空き時間を作らないことが重要です。プレッシャーがかかっている時に空き時間があれば、どうしても悪いことを考えてしまうからです。 残された時間で自分がやるべきことを整理し、その課題をこなす短期計画が必要です。そしてその計画を一つずつこなしていくのです。この時に注意しなければならないことは、一つ一つの勉強をしている時にはその勉強に集中することです。ある科目のある分野の勉強をしている時に他の科目や他の分野が気になれば、その勉強に集中できなくなり課題は達成できません。ポイントは一つ一つ着実にこなしていくことです。 課題を一つ一つ実行していくことは、大きな成果につながるだけではなく、自分の気持ち・心をコントロールすることにもなります。このことは社会に出たときにも必ず役立ちます。要は目の前の課題に「集中」です。 |
(2005年02月03日) 【In my case その1】 | [▲ 先頭へ] |
高3現役生の時の私は、数学が得意科目、国語が苦手科目で英語は得意でも苦手でもなく普通だと思っていました。国立大学は、担任の先生の忠告を受け入れずに京都大学の法学部に挑み、当然のごとく失敗しました。私立大学は早稲田の法学部だけを受けました。早稲田は偏差値的に届いていたので大丈夫だと思っていましたが、結果はダメでした。受験後に早稲田に請求した成績によれば、得意のはずの数学は70点余り、苦手のはずの国語が80点を越え、英語が60点位取れていれば合格でしたが40点余りしか取れていませんでした。当時の私は自分の英語力について、文法・英単語が少し甘いかなと感じており、英作文は苦手でした。英語力の甘さが早稲田失敗の原因でした。 河合塾での一年間の勉強で、国語は数学の偏差値に近づき、英語の偏差値は数学を越えました。サミット・ゼミの高校クラスでは自分が会得した英語の勉強法を基に工夫を加えながら皆さんにご紹介しています。当初は昔の勉強法が今の入試に通用するのか不安でしたが、杞憂でした。もちろん、センター試験に必要な速読に対する対策は研究しました。 センター試験に関する感想を高3クラスの皆さんにアンケート調査したところ、「英語は単語はもちろんだけど、文法もきちんと理解してなきゃ文なんて読めないと思います。文の構造が見えるようになれば、プラス単語力になれば、英語の本物が見えるんだと思う。」と答えてくれた生徒さんがいました。自分の思いが伝わったと思いました。 私の英語や国語の克服法については今後このページでご紹介したいと思っています。 |
(2005年01月27日) 【受験シーズン真っ只中】 | [▲ 先頭へ] |
今日は1月27日、今年ももう一ヶ月が過ぎようとしています。冬期講習が終わってからは、中3生の統一テスト、大学入試センター試験、中3生の模擬試験、大学受験生の出願大学の検討と重要な受験日程が続いています。来週には私立高校の入試があります。 中3生が受けた模試の結果が戻ってきました。統一テストの結果も出て、今週は中3クラスの皆さんと公立受験校について個別に話しています。生徒の皆さんの希望、客観的実力(統一テストと模試結果プラス成績の推移)、父兄の皆さんのご意見、学校の先生のアドバイス等を考慮して総合的に判断しています。 12月16日の本ページで注目した金沢の各高校の基準偏差値については、今回の模試でも12月の模試と同様の結果でした。泉丘65・二水60で、偏差値5ポイント、得点で約40点の開きがあります。今回の結果からも泉丘の激戦そして二水の倍率上昇が予想されます。全県一区になった今年は例年以上に上位校の出願倍率が気になります。 中3生諸君はテスト結果、全県一区、出願倍率等様々なことが気になるでしょうが、一番大切なことは自分の実力をしっかりつけることです。本物の実力があれば結果はついてくるものです。不安感を抑えて自分のやるべきことに集中することが、高校入試の好結果につながるだけではなく、3年後の大学受験そして社会に出たときに必ず生きるはずです。 |
(2005年01月20日) 【センター試験、最初の科目】 | [▲ 先頭へ] |
「先生、やはり英語は大切ですね。」ある高3生の一言です。彼は昨日センター試験の自己採点結果に基づき出願大学について相談にきました。英語はセンター試験初日の最初の科目であり、英語の出来具合が試験全体に影響します。来年からはリスニングが加わり、英語の点数は現在の200点満点から250点満点に引き上げられる予定であり、英語の重要性はますます高まります。 昨年の英語の平均点は130.1点でした。大手予備校は当初、今年の英語は昨年並みに易しく、平均点を121~130点と予想しました。しかし、昨日大学入試センターが発表した中間集計では116.5点で、受験生は意外と苦戦したようです。毎年私は、日曜日の新聞で80分間英語を解きますが、やはり昨年並みで一部の問題を除いて難度は高くないと思いました。ただ、後半の長文問題で結構引っ掛け問題があると感じましたが、どうもそれらの問題で点を落とした受験生が多かったようです。 今日は各高校に大手予備校から志望校判定資料が送付されます。その資料に基づいて受験生諸君は出願大学を検討し、決定することになります。「18才の冬、世間の厳しさを知りました」とメールしてきた高3生もいましたが、自分の夢と試験結果という現実のバランスを計りながら悔いのない決断をして欲しいものです。 |
(2005年01月13日) 【2005年受験シーズン開幕】 | [▲ 先頭へ] |
明後日・明々後日(15日・16日)は大学入試センター試験です。大学受験生は試験終了後に自己採点して志望校を確定し、24日から国公立大学に出願することになります。前期日程試験(いわゆる二次試験)は2月25日から各大学で実施されます。先ずはセンター試験で受験勉強の成果を出し、その後一ヶ月で受験勉強の総仕上げをします。この間には私立大学の入試もあるので受験生は大変です。 高校受験生は最終統一テストの時期です。金沢の中学では既に昨日実施され、羽咋の中学は来週火曜日の予定です。各中学では、このテスト結果は公立受験校を決める大きな判断材料になります。(私は、この統一テストと今月の模擬試験結果及び成績の推移から総合的に判断しています。)中3生は、この後2月2日に私立高校の入試があり、その一ヵ月後にいよいよ公立高校の入試です。(3月9日・10日) 高3生・中3生の皆さんとの一年間には様々なことがありました。個別反省会の時に泣き出した生徒さんもいました。特に高3の皆さんとは、授業が終わった後、勉強法や志望校・将来の職業についてよく話合いました。激励を込めて厳しい言葉を投げかけたこともあります。受験生の皆さんがそれぞれの関門を逞しく乗り越えるのを祈るばかりです。 結果を恐れずに最後まであきらめないで出来る限りの努力を重ねて欲しいです。そして、やはりこの言葉です。「人事を尽くして天命を待て」 |
(2005年01月06日) 【プロの目】 | [▲ 先頭へ] |
新年あけましておめでとうございます。おかげさまでサミット・ゼミを開いて7回目のお正月を迎えることができました。今年の年賀状には、「金八先生」のような凄い事件はないものの中高生の皆さんそれぞれにドラマがあり、各ドラマで彼らをしっかりサポートしたいと書きました。 スポーツ好きな私は週に一回テニス・スクールに通っています。そのスクールでは毎月、東京からコーチを招いて特別レッスンも開いています。私は昨年11月にその特別レッスンを初めて受けてみました。目から鱗が落ちました。長年何とかしたいと思っていた自分の課題を解決してくれるアドバイスを受けたからです。 そのアドバイスを実践できるか否かはわかりませんが、「なるほど、そういうことだったのか」と納得できる的確なアドバイスで、然るべき人が見ればすぐにわかるものだと感心されられました。勉強において完璧な人はいません。誰でも何らかの課題があり、その課題を克服するアドバイスがとても重要です。テニス特別レッスンのコーチのように本質を見抜くプロの目を持って、生徒の皆さんの一つ一つの勉強や受験勉強全体のマネジメントをしっかりとサポートしようと心を新たにしています。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 |