数学目標点 - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

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数学目標点

先週の本欄で、7/7に実施された石川県総合模試の数学が難しかったことについて述べました。その平均点は34.5点でした。やはりこの平均点は異常です。数学の大問1は簡単な計算問題で、配点は30点です。ここで30点を取ることはそれほど難しいことではありません。仮にミスが1つあったとしても26点か27点になります。また、各大問の最初の小問は易しい問題ですから、それらで得点できれば10点程度を上積みできます。そうなると合計で40点程度にはなるはずです。

本欄で何回も述べていますが、数学では自分の目標点を確保することが非常に重要です。例えば、泉丘高校を志望する場合、平均点を50点と想定すると、80点取れば上出来、75点でまあまあ、70点が確保ラインです。二水高校志望であれば確保ラインは60点です。70点あるいは60点取ることは、それぞれ30点、40点分出来なくても(捨てても)良いことになります。こう考えると気持ちはかなり楽になるはずです。問題を解いていて今回は全体的に難しいと感じれば、想定平均点を下げて、自分の確保目標点も下げればOKです。

7/7模試で確保ラインを65点にした場合はどうでしょうか。上述のように40点プラスαは基礎点になり、20点程度の上積みが必要になります。平均点が非常に低い模試でしたが、全ての問題が難問だったわけではありませんから、プラス20点は決して厳しくはありません。規則性、関数、方程式応用、作図、証明、空間図形と、大問1以外には大問が6個もありますから、上積みは十分可能です。正に実力が試されます。

サミット・ゼミ夏期講習の数学で方程式応用問題、1次関数、三角形の合同の証明の3分野に集中して問題練習することは、易しい問題を解いた上での得点の安定的な上積みを狙っています。方程式応用問題の次に問題練習に入った1次関数ではかなりの問題数をこなしました。今週は、1次関数の問題を解く際の解法のテクニック、目のつけどころを解説しています。生徒の皆さんの強力な武器になるはずです。