塾長からの一言 - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

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塾長からの一言

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あまちゃん

「じぇじぇじぇ」 NHKの朝ドラ「あまちゃん」が今月から再放送されています。BSプレミアムで朝7:15からです。私は朝ドラファンで各シリーズを毎朝見ています。学習塾の授業は夕方からなので、朝から日中の時間は自由に使えます。ありがたいことです!?

10年前の2013年に放送された「あまちゃん」には楽しい印象がたくさん残っています。その人気の原因はいろいろあると思いますが、私はテーマ曲が大好きです。コミカルな要素が入っているところがとても面白いです。朝からあの曲を聞くと楽しい気分になり元気が出てきます。

英語や数学を楽しく教えることはなかなか難しいですが、教室の雰囲気を明るくすることは可能です。生徒の皆さんは教室のドアを開けると、4-5メートル先に座っている私と顔を合わせます。その時に明るく大きな声で「こんにちは」や「こんばんは」と声を掛けるようにしています。この声掛けが、あまちゃんの曲のように、生徒の皆さんの元気や前向きな気持ちにつながれば良いなと思っています。

修学旅行・英会話練習

中3クラスの皆さんは来週、修学旅行で関西方面へ向かいます。サミット・ゼミでは修学旅行中の英会話練習を企画しています。京都での自由行動中に訪日外国人と英語で話すプランです。

全く知らない外国人に英語で話しかけることは彼らにとって異次元の世界での経験ですから、周到に準備します。”May I talk with you for a while?”(少しお話ししても良いですか。)から始まる想定問答集のプリントを作成して先月末に配布しました。質問はできるだけ暗記するように指示しました。今月に入り個別に英会話練習をしています。私が外国人役で各生徒さんの前に座って会話を進めます。

既に2回練習を行いました。4名の生徒さん達は結構しっかり質問を覚え、想定問答集のプリントを見ないで私と会話しました。私は、そのプリントには書いていない、彼らにとって想定外の質問もしました。外国の人達が様々な質問をすることが考えられるからです。それらの質問とは、”Where is Kanazawa?”、”What grade are you in? (何年生ですか。)”や”Why do you wear school uniforms? (何故、制服を着ているのですか。)等です。

英会話練習は強制ではありませんが、今まで楽しい経験をした中3生がたくさんいます。昼食のために入ったお蕎麦屋さんで、隣のテーブルにいた若いアメリカ人4人とテーブルをくっつけて話をし、昼食をご馳走してもらった人がいます。彼女に見せてもらった写真からは実に楽しそうな雰囲気を感じました。制服が珍しいので写真を撮らせて欲しいと言われた人もいました。長く記憶に残る経験をした人もいるようです。

今日は木曜日で中3クラスがあります。来週の修学旅行を前にして3回目の英会話練習をする予定です。英語を話す時は間違えてはいけないと思いがちですが、話す時のミスは全然構いません。意図が伝われば良いのです。中3の皆さんには、ミスは全く問題ないと話しています。この機会に英語で話すことの楽しさを味わって欲しいと思っています。今年は4名中、何人の生徒さんが実行するでしょうか。

大学受験・合格者アンケート改訂

サミット・ゼミでは大学受験に合格した生徒さんたちにアンケート調査をして、その結果をプリントにまとめています。今春、合格した人たちにお願いしたアンケートの結果を加えて、「大学受験・合格者アンケート」のプリントを改訂し、今週の高3クラスで配布しました。

アンケートの質問項目は、志望校を決めた時期や方法、受験勉強で辛かった時期と克服法、受験勉強での心の支え、共通テスト(センター試験)対策、2次試験に対する心構え、受験勉強で得たもの等です。プリントには高3の皆さんにとって参考になる情報が並んでいます。特に、悔いが残るもの、後輩へのアドバイス、学校の授業の活用法の情報からは得るものが大きいと思います。

今春のアンケート結果を加えながら、プリント全体を読み直してみました。大学受験という人生の一大イベントを乗り越えた生徒の皆さんの声をまとめた資料なので読み応えがありました。「受験勉強で得たもの」には、「問題を『素直に』解こうと考え始めてから、人にも『素直に』向き合おうと考えるようになった。」という回答がありました。生徒さんの成長を感じることができます。また、同じ質問に対して「支えてくれた人に感謝すること。」という回答もありました。このように回答できるという人間性が素晴らしいと思います。

このプリントはA4用紙6枚で構成されています。大学受験の道は長くて平坦ではありません。精神的に追い込まれることもあります。そのような苦しい時に読み返せば勇気を与えてくれる言葉を見つけられると思います。なお、高2の皆さんには、この資料をコンパクトにした形のプリントを配布する予定です。勉強へのモチベーション・アップにつながると期待しています。

小学生にとっての英語と国語

日本経済新聞には「私見卓見」という読者投稿欄があります。先週金曜日(3/31)の「私見卓見」の題名は「小学生は英語より国語を学ぼう」で、ある公務員の方の投稿でした。

その方は、子どもが小学5年生の時、英語の授業を参観しました。授業で見た幼児レベルのやり取りからはコミュニケーションの育成や国際理解が進むはずがなく、小学校英語は、ずばり、やる必要はないと思ったそうです。小学生は国語をしっかりやり、論理的思考力を養い、情緒を豊かにすべきで、英語は中学から学んでも決して遅くはなく、まずは読み書き中心の「受験英語」に一生懸命に取り組み、読解力を鍛えるべきとのことでした。

全く同感です。私は、英語の前に「読み・書き・ソロバン」という学力の基礎を徹底するべきだと考えています。国語の読解力がなければ、アメリカの国語である英語は分かりません。英語の大学入試では英文の読解力が問われます。単語や文法を前提として、英文が何を意味しているのかを読み取ることが問題を解くカギになります。

国語の読解力である「読み」を小学校で鍛えた上で、英語は中学校から始めれば十分だと思います。中学3年間だけで英語の基礎は十分に固まります。そして高校でさらに3年間勉強すればかなりの英語力に達します。中学校から始めても、大学入試を目指してしっかり勉強すれば世界で通用する英語力を身に付けることができます。

英語は世界の人々とコミュニケーションを取ったり、ビジネスをしたりするためのツール(道具)に過ぎません。ツールとして使いこなすための英語の勉強はもちろん大切ですが、それよりも何を伝えるのか、どんなビジネスをするのかの方が重要です。英語力の向上がサミット・ゼミのセールスポイントですが、「読み・書き・ソロバン」の重要性を踏まえた上で、英語の授業をしています。