塾長からの一言
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2024年10月31日
先週土曜日(10/26)の夜、テレビのチャンネルを変えていると、たまたま気になる経営者が目に入りました。BSフジの番組『人生を変える珠玉のスピーチ「ハタチの君へ』に出ている星野リゾート代表取締役社長の星野佳路さんでした。星野代表が進める星野リゾートのビジネス展開は非常に興味深いです。その星野さんが、若い人たち十数人に世界で通用する人材について語っていました。
星野さんが挙げた世界で通用する人材の5条件は、語学より国語、平均より得意分野、熟慮より主張、リスクよりチャンス、損得より大義の5つです。全ての条件が納得できるもので、「なるほど、確かにそうだなぁ~」と思いながら番組を最後まで見ました。今回の一言では「語学より国語」について述べます。
星野さんはご自身のビジネス経験から、発言の内容がしっかりしている人は国語がしっかりしていると話しました。母国語である日本語の「読解力」「書く力」「伝える力」をベースにしたコミュニケーション力が必要であるということでした。AI時代のコミュニケーションにおいて母国語でのコミュニケーション力が重要であり、語学はAIに任せれば良いと話しました。
語学よりも国語が重要であるという星野さんの意見はよく分かります。高3英語クラスで大学入試2次試験の長文問題を解説する時は、英語の授業というより国語の授業になります。筆者の伝えたい内容を解説するからです。問われているのは正に読解力です。星野さんの話を聞きながら、重要なのはやはり「読み書きそろばん」であると思いました。
もちろん英語ができることは大切であり、高校入試でも大学入試でも英語が必要です。ですから、現代において必要な基礎的学力は読み・書き・そろばん・英語ということになります。今は英語の重要性は言うまでもありません。しかし、星野さんが指摘するように、AIがますます進展してくれば、英語という語学の重要性は小さくなるかもしれません。
星野さんが挙げた世界で通用する人材の5条件は、語学より国語、平均より得意分野、熟慮より主張、リスクよりチャンス、損得より大義の5つです。全ての条件が納得できるもので、「なるほど、確かにそうだなぁ~」と思いながら番組を最後まで見ました。今回の一言では「語学より国語」について述べます。
星野さんはご自身のビジネス経験から、発言の内容がしっかりしている人は国語がしっかりしていると話しました。母国語である日本語の「読解力」「書く力」「伝える力」をベースにしたコミュニケーション力が必要であるということでした。AI時代のコミュニケーションにおいて母国語でのコミュニケーション力が重要であり、語学はAIに任せれば良いと話しました。
語学よりも国語が重要であるという星野さんの意見はよく分かります。高3英語クラスで大学入試2次試験の長文問題を解説する時は、英語の授業というより国語の授業になります。筆者の伝えたい内容を解説するからです。問われているのは正に読解力です。星野さんの話を聞きながら、重要なのはやはり「読み書きそろばん」であると思いました。
もちろん英語ができることは大切であり、高校入試でも大学入試でも英語が必要です。ですから、現代において必要な基礎的学力は読み・書き・そろばん・英語ということになります。今は英語の重要性は言うまでもありません。しかし、星野さんが指摘するように、AIがますます進展してくれば、英語という語学の重要性は小さくなるかもしれません。
2024年10月24日
新しいホームページを公開して一週間になりました。公開に際して気になったことが一つあります。高2クラスの設定がないことです。
もともと昨年度は高1クラスが未設定でした。そのため、今年の春にタウン誌「金沢情報」に生徒募集の広告を掲載した時、高2クラスの募集はしませんでした。しかし、その広告が高2生のあるご父兄の目に留まりメールが入りました。メールのやり取りの後、高2生本人、ご父兄の方と面談しました。本人は金沢大学目指して頑張りたいという強い意向があったので、春から高2クラスを設定しました。
4月から高2のA君との授業が始まりました。先ず確認したことは勉強の基本です。勉強の基本とは学校の授業をしっかり聞くことと定期テストの勉強をきっちりすることです。高2クラスは英文法の復習をメインに授業が進みました。そして、A君との最初の定期である1学期中間テストを迎えました。高1、高2クラス(英語)では、高校の定期テストの時は、通常授業ではなく高校別に学校の英語の教科書試験範囲を復習します。A君とも英語の教科書を復習し始めました。
彼は教科書の英文をしっかり和訳することができませんでした。すなわち学校の授業を大切にしていませんでした。繰り返して説いた勉強の基本を守っていませんでした。中間テストが終わりました。結果は当然良くありませんでした。私がショックだったのは高1の時の定期テストより悪かったことです。要するにテスト勉強が非常に甘かったのです。もう一度A君に何故勉強しなければならないのかを話しました。社会で活躍して然るべき給料をもらうために努力をしなければならないということです。
結局、A君はゼミを辞めました。彼のお母様からは退会を残念がる丁寧なメールを頂きました。私の社会人経験から言えば、仕事の出来る人は当たり前のことを当たり前にします。中高生の場合、当たり前のことは前述した勉強の基本です。当たり前のことができるのであれば、ゲームをしたり、ユーチューブを見たりしても全く構いません。A君は明るくてとても良い性格をしていました。自分の将来のために努力することから逃げてしまったことがとても残念です。
共通テストまで1年3ヶ月というタイミングで高2クラスを設定することは控えました。英語、数学とも基礎を固めるには相当な時間がかかるので、責任を持って授業を進めることはできないと判断致しました。
もともと昨年度は高1クラスが未設定でした。そのため、今年の春にタウン誌「金沢情報」に生徒募集の広告を掲載した時、高2クラスの募集はしませんでした。しかし、その広告が高2生のあるご父兄の目に留まりメールが入りました。メールのやり取りの後、高2生本人、ご父兄の方と面談しました。本人は金沢大学目指して頑張りたいという強い意向があったので、春から高2クラスを設定しました。
4月から高2のA君との授業が始まりました。先ず確認したことは勉強の基本です。勉強の基本とは学校の授業をしっかり聞くことと定期テストの勉強をきっちりすることです。高2クラスは英文法の復習をメインに授業が進みました。そして、A君との最初の定期である1学期中間テストを迎えました。高1、高2クラス(英語)では、高校の定期テストの時は、通常授業ではなく高校別に学校の英語の教科書試験範囲を復習します。A君とも英語の教科書を復習し始めました。
彼は教科書の英文をしっかり和訳することができませんでした。すなわち学校の授業を大切にしていませんでした。繰り返して説いた勉強の基本を守っていませんでした。中間テストが終わりました。結果は当然良くありませんでした。私がショックだったのは高1の時の定期テストより悪かったことです。要するにテスト勉強が非常に甘かったのです。もう一度A君に何故勉強しなければならないのかを話しました。社会で活躍して然るべき給料をもらうために努力をしなければならないということです。
結局、A君はゼミを辞めました。彼のお母様からは退会を残念がる丁寧なメールを頂きました。私の社会人経験から言えば、仕事の出来る人は当たり前のことを当たり前にします。中高生の場合、当たり前のことは前述した勉強の基本です。当たり前のことができるのであれば、ゲームをしたり、ユーチューブを見たりしても全く構いません。A君は明るくてとても良い性格をしていました。自分の将来のために努力することから逃げてしまったことがとても残念です。
共通テストまで1年3ヶ月というタイミングで高2クラスを設定することは控えました。英語、数学とも基礎を固めるには相当な時間がかかるので、責任を持って授業を進めることはできないと判断致しました。
2024年10月17日
本日(10/17)、サミット・ゼミは開校26周年を迎えることができました。縁あって通って頂いた生徒の皆さん、ご支持頂きましたご父兄の皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。
改訂作業を進めてきたホームページは、開校記念日の本日、公開致しました。初めてのホームページは2001年7月8日に公開して、2013年10月にリニューアルしました。リニューアルから11年が過ぎて、昨今のホームページと比べて見劣りするようになってきました。あるご父兄からは、昭和感が漂う、という言葉で、改訂への助言を頂いたこともあります。ありがたいアドバイスでした。
自分の年齢のことを考慮すると、個人事業主として、費用面でホームページ改訂は大きな決断でした。この決断に至るには二つの理由がありました。一つは体力面、健康面の不安が全くないことです。まだまだ問題なく学習塾を継続できます。金沢市には金沢大学中退後ずっと学習塾を継続している91歳の名物先生がいらっしゃいます。その先生から見たら私なんかまだヒヨッコで、甘いものでしょう。
二つ目の理由は、本年8月15日・22日付け本欄でご紹介致しました新設ページです。大学・大学院を卒業して社会人になった17人の教え子の皆さん(文系9名・理系8名)が、進路選択についての経験とアドバイス、および中高生に対して勉強への向き合い方についてのアドバイスを述べてくれています。高校生は誰でも進路選択で迷うものですから、この「先輩からのアドバイス」は参考になると思います。このアドバイスを公開したかったことがホームページ改訂の大きな理由です。
ホームページ改訂に際して私自身の写真も撮影しました。若くはない年齢を感じさせるような写真は嫌だなと思っていましたが、結構良い感じで写りました。(無修正です!) パナソニック創業者松下幸之助さんはアメリカの詩人サミュエル・ウルマンの「青春」を好みました。その一節に「青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言う。理想を失う時に老いがくる。情熱を失う時に精神はしぼむ。」とあります。とても参考になる言葉です。
私の武器は19年間のビジネスマン経験です。直接的には高校入試、大学入試を目指して中高生に勉強を教えていますが、その教えの背景には社会での活躍があります。例えば、高校英語は国際ビジネス、大学での論文の読み書き、TOEICスコアを想定しています。数学で考えることを要求するのは社会に出てから必要な思考力を意識しています。現代版松下村塾を目指して、中高生の皆さんが揺るぎない本物の実力をつけ社会で自己を実現して活躍できるよう導いていきます。
改訂作業を進めてきたホームページは、開校記念日の本日、公開致しました。初めてのホームページは2001年7月8日に公開して、2013年10月にリニューアルしました。リニューアルから11年が過ぎて、昨今のホームページと比べて見劣りするようになってきました。あるご父兄からは、昭和感が漂う、という言葉で、改訂への助言を頂いたこともあります。ありがたいアドバイスでした。
自分の年齢のことを考慮すると、個人事業主として、費用面でホームページ改訂は大きな決断でした。この決断に至るには二つの理由がありました。一つは体力面、健康面の不安が全くないことです。まだまだ問題なく学習塾を継続できます。金沢市には金沢大学中退後ずっと学習塾を継続している91歳の名物先生がいらっしゃいます。その先生から見たら私なんかまだヒヨッコで、甘いものでしょう。
二つ目の理由は、本年8月15日・22日付け本欄でご紹介致しました新設ページです。大学・大学院を卒業して社会人になった17人の教え子の皆さん(文系9名・理系8名)が、進路選択についての経験とアドバイス、および中高生に対して勉強への向き合い方についてのアドバイスを述べてくれています。高校生は誰でも進路選択で迷うものですから、この「先輩からのアドバイス」は参考になると思います。このアドバイスを公開したかったことがホームページ改訂の大きな理由です。
ホームページ改訂に際して私自身の写真も撮影しました。若くはない年齢を感じさせるような写真は嫌だなと思っていましたが、結構良い感じで写りました。(無修正です!) パナソニック創業者松下幸之助さんはアメリカの詩人サミュエル・ウルマンの「青春」を好みました。その一節に「青春とは人生のある期間を言うのではなく心の様相を言う。理想を失う時に老いがくる。情熱を失う時に精神はしぼむ。」とあります。とても参考になる言葉です。
私の武器は19年間のビジネスマン経験です。直接的には高校入試、大学入試を目指して中高生に勉強を教えていますが、その教えの背景には社会での活躍があります。例えば、高校英語は国際ビジネス、大学での論文の読み書き、TOEICスコアを想定しています。数学で考えることを要求するのは社会に出てから必要な思考力を意識しています。現代版松下村塾を目指して、中高生の皆さんが揺るぎない本物の実力をつけ社会で自己を実現して活躍できるよう導いていきます。
2024年10月10日
先月5日付け本欄「恩師への質問」で述べた通り、8月末に高校入学後2年間通った理数科のクラス会で札幌へ行きました。9名が参加しました。釧路の高校でしたから多くの元クラスメートは北海道に住んでいます。北海道以外からは東京在住の東京理科大の数学の教授と私の2名だけが参加しました。因みに、私は高3になる前に転校しましたが、クラス会の共同幹事です。
クラス会で私の隣に座ったのは札幌で医師をしているF君でした。私の大学時代に東京の自宅に遊びに来てくれたこともある友人です。北海道大学医学部を卒業後、長年個人医院を営んでいます。とても謙虚なドクターです。
彼と話していて長年の疑問が解けました。F君は中学時代優秀なバスケットボール選手で、彼の中学は北海道全域の強豪校が参加する全道大会に出ていました。高校入学後は当然ながらバスケットボール部に入りましたが直ぐに辞めてしまったのです。高校時代はその理由を彼に尋ねることはできませんでした。
高校に入って最初の定期テストで彼の成績は悪かったそうです。そのため担任の先生に呼ばれたとのこと。先生にどのように言われたかまでは聞けませんでしたが、先生の言葉をきっかけにしてバスケットボール部を辞めたそうです。驚いたのは、先生に呼ばれたことが原因で、人生を前向きに捉えることを止めたということです。大きな組織で偉くなる必要はないと考えるようになったそうです。
そのクラス会には札幌の大病院の院長先生も参加していましたから、彼の生き方が興味深かったです。彼が部活を辞める原因になった先生の言葉は、彼の生き方にも大きく影響しました。先生が話す言葉の影響力について深く考えさせられました。
クラス会で私の隣に座ったのは札幌で医師をしているF君でした。私の大学時代に東京の自宅に遊びに来てくれたこともある友人です。北海道大学医学部を卒業後、長年個人医院を営んでいます。とても謙虚なドクターです。
彼と話していて長年の疑問が解けました。F君は中学時代優秀なバスケットボール選手で、彼の中学は北海道全域の強豪校が参加する全道大会に出ていました。高校入学後は当然ながらバスケットボール部に入りましたが直ぐに辞めてしまったのです。高校時代はその理由を彼に尋ねることはできませんでした。
高校に入って最初の定期テストで彼の成績は悪かったそうです。そのため担任の先生に呼ばれたとのこと。先生にどのように言われたかまでは聞けませんでしたが、先生の言葉をきっかけにしてバスケットボール部を辞めたそうです。驚いたのは、先生に呼ばれたことが原因で、人生を前向きに捉えることを止めたということです。大きな組織で偉くなる必要はないと考えるようになったそうです。
そのクラス会には札幌の大病院の院長先生も参加していましたから、彼の生き方が興味深かったです。彼が部活を辞める原因になった先生の言葉は、彼の生き方にも大きく影響しました。先生が話す言葉の影響力について深く考えさせられました。
2024年10月3日
本欄を読んで頂いている皆さんに謝らなければならないことが一つあります。本年8月15日付け本欄で新しいホームページの公開は9月を予定していると書きましたが、少し遅くなりました。申し訳ございません。9月中にほぼ完成したので、今年度下期の始まりである今月1日に公開しようかとも思いましたが、サミット・ゼミの開校記念日である10月17日に公開することに決定しました。やはり開校記念日は私にとって特別な日です。
先日、ホームページ・トップページの写真モデルになってくれた高1のK君にテストページを見てもらいました。直ぐにOKが出てホッとしました。トップページ全体について好印象を持ってくれました。今までとは全然違うとのことでした。
旧ホームページと新しいホームページの内容で大きく異なるのは「先輩からのアドバイス」ページの新設です。社会人になった教え子の皆さん17名からの進路選択、勉強に向かう姿勢に関するアドバイスです。これ以外の内容は基本的に同じです。文章は全て見直したので、表現が微妙に変わったものもあります。内容はほぼ同じでも、ホームページ全体の印象は旧ホームページとは全く異なります。最近流行りのタイプになっています。新しくして良かったと思っています。公開までもう少しお待ち下さい。
先日、ホームページ・トップページの写真モデルになってくれた高1のK君にテストページを見てもらいました。直ぐにOKが出てホッとしました。トップページ全体について好印象を持ってくれました。今までとは全然違うとのことでした。
旧ホームページと新しいホームページの内容で大きく異なるのは「先輩からのアドバイス」ページの新設です。社会人になった教え子の皆さん17名からの進路選択、勉強に向かう姿勢に関するアドバイスです。これ以外の内容は基本的に同じです。文章は全て見直したので、表現が微妙に変わったものもあります。内容はほぼ同じでも、ホームページ全体の印象は旧ホームページとは全く異なります。最近流行りのタイプになっています。新しくして良かったと思っています。公開までもう少しお待ち下さい。