塾長からの一言
Principal's blog
News
目次
- 2025年4月10日 - 桜が祝った入学式
- 2025年4月3日 - 高校生が聞く英語ラジオ講座は?
- 2025年3月27日 - 大人になって役立った学校の科目
- 2025年3月20日 - 高校入試結果を受けて in 2025
- 2025年3月13日 - 公立高校入試 in 2025
- 2025年3月6日 - 伝えたいこと
- 2025年2月27日 - 「金沢情報」2/26号 その2
- 2025年2月20日 - 「金沢情報」2/26号
- 2025年2月13日 - 一つの親孝行
- 2025年2月6日 - 特攻隊のような気合
- 2025年1月30日 - 星稜の見識
- 2025年1月23日 - 共通テスト in 2025
- 2025年1月16日 - 数学の平均点予想
- 2025年1月9日 - 究極の目標
- 2025年1月2日 - 揺るぎない「本物の実力」
2025年4月10日
今週月曜日(4/7)は金沢市内の中学、火曜日(4/8)は多くの高校で入学式がありました。満開の桜が門出を祝ってくれました。金沢では3/29(土)にソメイヨシノの開花が宣言されました。その後肌寒い、いわゆる花冷えの日が続いたので満開が遅れて、入学式が鮮やかに彩られました。満開の桜の下での入学式は日本の春の風物詩です。
私は天気が許せば一日おきにジョギングしています。犀川河川敷を5kmほど走ります。桜の時期はジョギングがとても楽しいです。蕾の中からピンク色が見えてくると桜の木全体が淡いピンク色に染まってきます。このピンクの色彩が強まってくると少しずつ花が開いてきます。桜並木の中には早く花を咲かせる木もあります。慌て者の木を見つけるのも楽しみです。桜の木の個性を感じます。
新入生の皆さんには早く新しい生活リズムに慣れて欲しいです。勉強、部活、遊びを上手くバランスさせるのはなかなか難しいです。それぞれのオン・オフの切り替えがポイントです。勉強面では授業をしっかり聞き、テスト勉強をきっちりすることが基本です。中高での勉強は教科書のない社会で活躍するための基盤作りです。
私は単に高校入試、大学入試を目指して勉強を教えているわけではありません。近い将来、中高生の皆さんが世の中に出ていくことを考慮しています。AIの進化、世界経済やビジネス社会の動きをしっかりウォッチして、彼らのモチベーションを高める工夫をしながら将来活躍できる人材を育てたいと考えています。
私は天気が許せば一日おきにジョギングしています。犀川河川敷を5kmほど走ります。桜の時期はジョギングがとても楽しいです。蕾の中からピンク色が見えてくると桜の木全体が淡いピンク色に染まってきます。このピンクの色彩が強まってくると少しずつ花が開いてきます。桜並木の中には早く花を咲かせる木もあります。慌て者の木を見つけるのも楽しみです。桜の木の個性を感じます。
新入生の皆さんには早く新しい生活リズムに慣れて欲しいです。勉強、部活、遊びを上手くバランスさせるのはなかなか難しいです。それぞれのオン・オフの切り替えがポイントです。勉強面では授業をしっかり聞き、テスト勉強をきっちりすることが基本です。中高での勉強は教科書のない社会で活躍するための基盤作りです。
私は単に高校入試、大学入試を目指して勉強を教えているわけではありません。近い将来、中高生の皆さんが世の中に出ていくことを考慮しています。AIの進化、世界経済やビジネス社会の動きをしっかりウォッチして、彼らのモチベーションを高める工夫をしながら将来活躍できる人材を育てたいと考えています。
2025年4月3日
3/19(水)に公立高校入試の合格が発表された後、合格した生徒さんとご父兄の方がご挨拶に来て下さいました。ご父兄の皆さんからは、高校生になったらNHKラジオのどの英語講座を聞けば良いかの質問がありました。中3の時はラジオ講座を聞いていて英語の成績安定の基礎の一部になっていましたから、質問の趣旨はよく分かります。
NHKの英語ラジオ講座のプログラムは昨年度とほぼ同様です。中学生向けの番組は「中学生の基礎英語 レベル1」または「中学生の基礎英語 レベル2」です。問題は高校生向け番組です。大学入学共通テストのリスニングを考慮した時、「これが良い」という番組は、残念ながらありません。
候補として「ラジオ英会話」、「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」と「英会話タイムトライアル」があります。「ラジオ英会話」は文字通り英会話レッスン、「英会話タイムトライアル」はスピーキングのトレーニングです。強いて選べば「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」が良さそうですが、絶対に聞くべきだというほどのものでもありません。NHKには共通テスト・リスニング対策として適切な番組を準備して欲しいのですが、これが良いというおススメの番組がない状態がずっと続いています。
私自身は高校時代にNHKラジオ講座を聞いていて発音、アクセントを学びました。私の英語はいわゆるネイティブではありませんが、ラジオ講座のおかげで発音・アクセント・イントネーションはほぼ完璧です。海外の取引先からよく褒められました。私は自分の大学入試のために聞いていたわけではありません。ですから、共通テストのためという直接的な効率性を考えるのではなく、将来使える英語力を高めるという意味で上記のどれかの番組を聞けば良いのかもしれません。
新高1の皆さんには、英語だけではなく高校の授業にしっかりついていくことが最優先事項であり、余裕があれば興味のある講座を聞いて下さいとアドバイスしました。
NHKの英語ラジオ講座のプログラムは昨年度とほぼ同様です。中学生向けの番組は「中学生の基礎英語 レベル1」または「中学生の基礎英語 レベル2」です。問題は高校生向け番組です。大学入学共通テストのリスニングを考慮した時、「これが良い」という番組は、残念ながらありません。
候補として「ラジオ英会話」、「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」と「英会話タイムトライアル」があります。「ラジオ英会話」は文字通り英会話レッスン、「英会話タイムトライアル」はスピーキングのトレーニングです。強いて選べば「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」が良さそうですが、絶対に聞くべきだというほどのものでもありません。NHKには共通テスト・リスニング対策として適切な番組を準備して欲しいのですが、これが良いというおススメの番組がない状態がずっと続いています。
私自身は高校時代にNHKラジオ講座を聞いていて発音、アクセントを学びました。私の英語はいわゆるネイティブではありませんが、ラジオ講座のおかげで発音・アクセント・イントネーションはほぼ完璧です。海外の取引先からよく褒められました。私は自分の大学入試のために聞いていたわけではありません。ですから、共通テストのためという直接的な効率性を考えるのではなく、将来使える英語力を高めるという意味で上記のどれかの番組を聞けば良いのかもしれません。
新高1の皆さんには、英語だけではなく高校の授業にしっかりついていくことが最優先事項であり、余裕があれば興味のある講座を聞いて下さいとアドバイスしました。
2025年3月27日
先週火曜日(3/18)、Yahooのニュースに興味深い記事が流れました。埼玉県のある人材派遣会社が「大人になって役立った学校の科目」に関する調査を実施して、その結果がランキング形式で紹介されていました。調査は2024年12月末に20代以上の全国の男女を対象にインターネットで実施され、499人から有効回答が得られたそうです。
第3位は英語でした。英語を学んだことが仕事や新たな挑戦につながったケースが多かったそうです。「中学校までに習った英語の単語や文法は、実は結構使えるもので、海外に行ったときも中学の試験勉強で覚えたセンテンスなどを駆使すれば結構話が通じたから」という回答が紹介されていました。そうなのです。中学英語は実社会ではかなり使えます! 英語が苦手な高校生は中学英語の復習が有効な方法です。
第2位は国語でした。人との対話、会議などの資料作成、物事の進行など多くの場面で国語の力が必須であるというコメントが多かったそうです。国語が上位にランクインしたことは、星野リゾート代表の星野佳路さんが、発言の内容がしっかりしている人は国語がしっかりしていると語っていることにつながります。(昨年10月31日付け本欄「語学より国語」参照)
そして第1位は算数・数学でした。仕事の様々な場面で、数学に基づいた論理的な考え方が重要であり、学校で学んだ数学が業務に役立っていると実感している人が目立ったそうです。論理的な考え方は、数学を学ぶ過程で身に付いたと思うというコメントが紹介されていました。
数学が第1位は納得の結果です。仕事ができるとは論理的な思考ができる、即ち数学ができるということです。国語が英語の上にランクインしたことはやや意外な感じがしますが、仕事で英語を使っていない人も多く、調査対象が20代以上の全国の男女であることを考慮すれば当然の結果と言えそうです。1位が数学、2位が英語を抑えて国語であったことは、仕事に必要な学校の科目を正確に反映していると思います。「確かにそうだよね。」と思いました。
それと同時に、ゼミでの授業科目について考えさせられました。国語は中3クラスの夏期講習と冬期講習で教えているだけだからです。国語の重要性は私も十分認識していて、国語の勉強法に関するプリントは高校生向け、中学生向けにそれぞれ準備してあります。分かり易い現代文の参考書も貸し出しています。生徒の皆さんの模試での国語の成績をしっかりウォッチして、必要があれば国語の授業をしなければならないと考えています。
第3位は英語でした。英語を学んだことが仕事や新たな挑戦につながったケースが多かったそうです。「中学校までに習った英語の単語や文法は、実は結構使えるもので、海外に行ったときも中学の試験勉強で覚えたセンテンスなどを駆使すれば結構話が通じたから」という回答が紹介されていました。そうなのです。中学英語は実社会ではかなり使えます! 英語が苦手な高校生は中学英語の復習が有効な方法です。
第2位は国語でした。人との対話、会議などの資料作成、物事の進行など多くの場面で国語の力が必須であるというコメントが多かったそうです。国語が上位にランクインしたことは、星野リゾート代表の星野佳路さんが、発言の内容がしっかりしている人は国語がしっかりしていると語っていることにつながります。(昨年10月31日付け本欄「語学より国語」参照)
そして第1位は算数・数学でした。仕事の様々な場面で、数学に基づいた論理的な考え方が重要であり、学校で学んだ数学が業務に役立っていると実感している人が目立ったそうです。論理的な考え方は、数学を学ぶ過程で身に付いたと思うというコメントが紹介されていました。
数学が第1位は納得の結果です。仕事ができるとは論理的な思考ができる、即ち数学ができるということです。国語が英語の上にランクインしたことはやや意外な感じがしますが、仕事で英語を使っていない人も多く、調査対象が20代以上の全国の男女であることを考慮すれば当然の結果と言えそうです。1位が数学、2位が英語を抑えて国語であったことは、仕事に必要な学校の科目を正確に反映していると思います。「確かにそうだよね。」と思いました。
それと同時に、ゼミでの授業科目について考えさせられました。国語は中3クラスの夏期講習と冬期講習で教えているだけだからです。国語の重要性は私も十分認識していて、国語の勉強法に関するプリントは高校生向け、中学生向けにそれぞれ準備してあります。分かり易い現代文の参考書も貸し出しています。生徒の皆さんの模試での国語の成績をしっかりウォッチして、必要があれば国語の授業をしなければならないと考えています。
2025年3月20日
昨日(3/19)公立高校入試の合格が発表されました。サミット・ゼミでは4名が受験して3名が合格しましたが、1名は残念な結果になりました。トップ校を受験して残念な結果になった生徒さんの入試得点は悪いものではありませんでしたから、ギリギリのところで手が届かなかったのだと思います。昨日はその生徒さんの気持ちを考えて胸が痛みました。
15歳の春に志望校に不合格になれば、自分の人生を否定されたような絶望的な気持ちになると思います。しかし、長い人生において失敗することは少なからずあることです。成功がずっと続く人生はあり得ません。成功が続く人生を送っている人は周りの人や弱者の気持ちを理解できない冷たい人間になるのではないでしょうか。大切なことは結果ではなく入試までどれだけの努力を積み重ねることができたかです。その生徒さんや昨日結果が出なかった受験生の皆さんには、是非昨日の悔しさをバネに頑張って3年後にリベンジして欲しいと思います。
高校入試が上手くいかなかった教え子の中に素晴らしい人がいます。2020年3月12日付け本欄「挑戦そして感動」でご紹介したAさんです。Aさんは高校入試での悔しさをバネに高校の3年間頑張って実力を伸ばしました。しかし、センター試験で失敗して県外の難関大学受験は困難になりました。苦しい状況に追い込まれましたが、Aさんは逃げることはせずD判定という厳しい判定の金沢大学に挑んで合格しました。
Aさんは現在、東京の大きな会社に勤務しています。先日上京した時に新宿で一緒に飲みました。東京での生活を満喫しながら頑張って仕事をしているAさんといろいろ話して、試験を乗り越えながら自分の人生を切り拓いてきた人間の深さを感じました。失敗することは自分を高めるチャンスだと思います。
15歳の春に志望校に不合格になれば、自分の人生を否定されたような絶望的な気持ちになると思います。しかし、長い人生において失敗することは少なからずあることです。成功がずっと続く人生はあり得ません。成功が続く人生を送っている人は周りの人や弱者の気持ちを理解できない冷たい人間になるのではないでしょうか。大切なことは結果ではなく入試までどれだけの努力を積み重ねることができたかです。その生徒さんや昨日結果が出なかった受験生の皆さんには、是非昨日の悔しさをバネに頑張って3年後にリベンジして欲しいと思います。
高校入試が上手くいかなかった教え子の中に素晴らしい人がいます。2020年3月12日付け本欄「挑戦そして感動」でご紹介したAさんです。Aさんは高校入試での悔しさをバネに高校の3年間頑張って実力を伸ばしました。しかし、センター試験で失敗して県外の難関大学受験は困難になりました。苦しい状況に追い込まれましたが、Aさんは逃げることはせずD判定という厳しい判定の金沢大学に挑んで合格しました。
Aさんは現在、東京の大きな会社に勤務しています。先日上京した時に新宿で一緒に飲みました。東京での生活を満喫しながら頑張って仕事をしているAさんといろいろ話して、試験を乗り越えながら自分の人生を切り拓いてきた人間の深さを感じました。失敗することは自分を高めるチャンスだと思います。
2025年3月13日
石川県の公立高校入試が3月11日(火)・12日(水)に実施されました。翌日の地元紙の朝刊に問題が掲載されましたから、今年も直ぐに英語と数学の問題を解いてみました。
英語は昨年と同じ問題形式で、大問1がリスニング、大問2が英単語の並び替え、大問3が会話文、大問4が長文でした。相変わらずの英文量で、英文の速読ができなければ50分で解き終えることはできません。会話文の英文資料がやや複雑だったので時間的に苦しかった受験生が多かったでしょう。昨年の英語の平均点は48.0点でした。今年の平均点はやや下がると思います。
数学も問題形式は昨年と同じでした。50点割れの平均点が5年続いた後、昨年は50点を回復して51.1点でしたが、今年はまた50点を割り込むでしょう。大問2の確率の小問2が鬼門だったと思います。問題の条件をしっかり理解するのに時間がかかるので、この問題をパスしたかどうかが点数に大きく響いたと思います。他にも難しい問題があったので平均点がかなり下がる可能性があります。
数学の難しさが強く印象に残りました。盤石な実力が必要だと思いました。目標の点数を取るためには難しめの50分総合問題を相当練習しなければなりません。各分野の基本をしっかり固めた上で応用問題を数多く解く必要があります。中3クラスの授業方針は変更ありませんが、50分の時間の使い方や応用問題への取り組み方により注意しなければならないと考えています。
英語は昨年と同じ問題形式で、大問1がリスニング、大問2が英単語の並び替え、大問3が会話文、大問4が長文でした。相変わらずの英文量で、英文の速読ができなければ50分で解き終えることはできません。会話文の英文資料がやや複雑だったので時間的に苦しかった受験生が多かったでしょう。昨年の英語の平均点は48.0点でした。今年の平均点はやや下がると思います。
数学も問題形式は昨年と同じでした。50点割れの平均点が5年続いた後、昨年は50点を回復して51.1点でしたが、今年はまた50点を割り込むでしょう。大問2の確率の小問2が鬼門だったと思います。問題の条件をしっかり理解するのに時間がかかるので、この問題をパスしたかどうかが点数に大きく響いたと思います。他にも難しい問題があったので平均点がかなり下がる可能性があります。
数学の難しさが強く印象に残りました。盤石な実力が必要だと思いました。目標の点数を取るためには難しめの50分総合問題を相当練習しなければなりません。各分野の基本をしっかり固めた上で応用問題を数多く解く必要があります。中3クラスの授業方針は変更ありませんが、50分の時間の使い方や応用問題への取り組み方により注意しなければならないと考えています。
2025年3月6日
大学時代、友人に「大谷は学校の先生に向いている」と言われたものの普通のサラリーマンになった私が、ひょんなことから学習塾を始めて27年目に入っています。天職かもしれないと感じながら頑張っています。約20年間のビジネスマン経験を長い回り道という人もいますが、学生時代の勉強が社会に出てからの活躍の条件であることを伝える根拠になっています。
製造業の商品に当たる授業については自信があります。英語は日本一効果的な授業をしているつもりです。数学は途中計算やグラフの描き方にまで目を配っています。しかし、それは学習塾として当然のことです。私は生徒の皆さんの心にやる気の炎を灯したいと思っています。そして、目標を目指して努力を積み重ねることを実践して欲しいと願っています。こうすれば、揺るぎない「本物の実力」を身につけることができます。
頭が良いから良い高校、良い大学に入れるわけではありません。然るべき努力を積み重ねることができるから合格できるのです。そして、それらの学校では努力のできる向上心を持った友人たちに出会えます。素晴らしい友人との出会いは間違いなく人生を豊かにしてくれるはずです。
石川県の公立高校入試が最終段階に入っています。今週火曜日(3/4)に志願変更が締め切られ倍率が確定しました。中3クラスの皆さんは来週火曜日・水曜日(3/11, 12)に学力検査に臨みます。これまで積み重ねてきた努力の成果が試されます。彼ら彼女らの健闘を祈るばかりです。
製造業の商品に当たる授業については自信があります。英語は日本一効果的な授業をしているつもりです。数学は途中計算やグラフの描き方にまで目を配っています。しかし、それは学習塾として当然のことです。私は生徒の皆さんの心にやる気の炎を灯したいと思っています。そして、目標を目指して努力を積み重ねることを実践して欲しいと願っています。こうすれば、揺るぎない「本物の実力」を身につけることができます。
頭が良いから良い高校、良い大学に入れるわけではありません。然るべき努力を積み重ねることができるから合格できるのです。そして、それらの学校では努力のできる向上心を持った友人たちに出会えます。素晴らしい友人との出会いは間違いなく人生を豊かにしてくれるはずです。
石川県の公立高校入試が最終段階に入っています。今週火曜日(3/4)に志願変更が締め切られ倍率が確定しました。中3クラスの皆さんは来週火曜日・水曜日(3/11, 12)に学力検査に臨みます。これまで積み重ねてきた努力の成果が試されます。彼ら彼女らの健闘を祈るばかりです。
2025年2月27日
昨日(2/26)発行の金沢情報の学習塾特集に生徒募集の広告を掲載しました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
広告をご覧になられて「アレッ」と思われた方がいらっしゃると思います。募集クラスが新中3、新高1、新高2の3クラスだけだからです。サミット・ゼミは従来、中2から高3までのクラス設定でしたが、新年度からは中3からのクラス設定にするつもりです。授業は全て私が一人で行っており、中2クラスを設定すると、一日に授業を二つする日が多くなり、一つ一つの授業に対する集中力が落ちてしまうからです。
新高3クラスが未設定の理由は今年度の高2クラスがなかったからです。サミット・ゼミ高校クラスには高1から高3までの授業の流れがあります。大学入試時点で然るべき力を養成するための流れです。新たに高3クラスを始めることは可能ですが、本来の流れとは別に授業のやり方を試行錯誤することになります。それは責任を持った授業運営ではないと考えました。
設定のある3つのクラスを簡単にご説明致します。新中3クラスの英語は文法の徹底マスターを図ります。それと同時に速読練習を行います。石川県の公立高校入試の英語の問題は大量の英文で構成されています。速読ができなければ50分で解き終えることはできません。この速読は大学入学共通テストにつながります。数学は各分野の問題練習を重ねて思考力を鍛えます。英語・数学とも高校で伸びるための万全の基盤作りです。
従来の高1クラスの授業内容は英語でした。今年度の高1クラスで数学の問題練習を試みたところかなりの成果が上がりましたので、新高1クラスでも数学の内容を盛り込み、英語と数学の両方の実力向上を目指します。そのため従来よりも授業時間を15分伸ばします。充実した授業内容になると期待しています。新高2クラスも英語と数学の両方です。数学は学校の授業内容の復習、英語は速読の強化、難しい長文読解練習、英作練習と大学入試に向けて内容が深くなります。夏からは英語クラスと数学クラスを別々に設定する予定です。
せっかくのご縁で一緒に勉強することになるので一人一人の生徒さんをしっかり見つめて、対話を重ねるつもりです。生徒さんの努力、やる気を導き出し、揺るぎない「本物の実力」を目指します。26年間の経験を生かし、更なる工夫を加えます。
広告をご覧になられて「アレッ」と思われた方がいらっしゃると思います。募集クラスが新中3、新高1、新高2の3クラスだけだからです。サミット・ゼミは従来、中2から高3までのクラス設定でしたが、新年度からは中3からのクラス設定にするつもりです。授業は全て私が一人で行っており、中2クラスを設定すると、一日に授業を二つする日が多くなり、一つ一つの授業に対する集中力が落ちてしまうからです。
新高3クラスが未設定の理由は今年度の高2クラスがなかったからです。サミット・ゼミ高校クラスには高1から高3までの授業の流れがあります。大学入試時点で然るべき力を養成するための流れです。新たに高3クラスを始めることは可能ですが、本来の流れとは別に授業のやり方を試行錯誤することになります。それは責任を持った授業運営ではないと考えました。
設定のある3つのクラスを簡単にご説明致します。新中3クラスの英語は文法の徹底マスターを図ります。それと同時に速読練習を行います。石川県の公立高校入試の英語の問題は大量の英文で構成されています。速読ができなければ50分で解き終えることはできません。この速読は大学入学共通テストにつながります。数学は各分野の問題練習を重ねて思考力を鍛えます。英語・数学とも高校で伸びるための万全の基盤作りです。
従来の高1クラスの授業内容は英語でした。今年度の高1クラスで数学の問題練習を試みたところかなりの成果が上がりましたので、新高1クラスでも数学の内容を盛り込み、英語と数学の両方の実力向上を目指します。そのため従来よりも授業時間を15分伸ばします。充実した授業内容になると期待しています。新高2クラスも英語と数学の両方です。数学は学校の授業内容の復習、英語は速読の強化、難しい長文読解練習、英作練習と大学入試に向けて内容が深くなります。夏からは英語クラスと数学クラスを別々に設定する予定です。
せっかくのご縁で一緒に勉強することになるので一人一人の生徒さんをしっかり見つめて、対話を重ねるつもりです。生徒さんの努力、やる気を導き出し、揺るぎない「本物の実力」を目指します。26年間の経験を生かし、更なる工夫を加えます。
2025年2月20日
2月も後半に入り新年度生募集の時期になりました。今年もタウン誌「金沢情報」の学習塾特集に広告を掲載します。発行は2/26(水)です。今回の「塾長からの一言」は広告の事前告知です。
おかげさまでサミット・ゼミは26年4ヶ月間継続してきました。支えて下さったご父兄の皆様、生徒の皆さんに心より感謝しております。当地のご父兄は大手学習塾に任せれば良いと考える傾向が強いです。そのような中で当ゼミを選んで下さった理由は、学歴もあるでしょうが、私のビジネスマン経験へのご期待が大きかったのではないでしょうか。
日本はずいぶん豊かになりました。子供達の意識も変わってきて、大して努力しなくても食べていけるだろうと思っています。ウチの子には欲がないとおっしゃるお母様が少なくありません。私の仕事は、単に中高生の皆さんに勉強を教えるだけではなく、彼らのやる気を引き出すことにあると考えています。何故勉強しなければならないかを一般論としてではなく、実社会の事例を使って具体的に説けば彼らは納得してくれます。その時、私の社会人経験が役に立ちます。「なるほど、学生の時にちゃんと勉強しておけば高い給料をもらえるな」と思ってくれるのです。
サミット・ゼミの授業は基本的に英語と数学です。英語の授業には絶対的な自信があります。金沢で一番ではなく、日本で一番の授業をしているつもりです。大学浪人した時に英語をマスターした経験がベースとなっています。大手予備校と同じような教え方をしています。また、最近の大学入試2次試験でよく出題される難問の自由英作文は生徒さんが書いたその場で添削します。これができる学習塾・予備校の先生はほとんどいないと思います。
数学では思考力を鍛えています。大学入試で問われているのは思考力、判断力と表現力です。思考力は社会で活躍する際の絶対条件です。基本的に解き方を教えませんから、不親切だという誤解を受けることもありますが気にしません。数学の問題を深く考えることが、将来仕事ができることにつながります。また、数学は私の本来の得意科目であり様々な裏ワザを持っているので、それらを生徒の皆さんに伝えています。
教え子の皆さんとのつながりも特長の一つです。大学を卒業して社会人として活躍している教え子が数多くいて、一番年上は40歳です。日本経済新聞に彼らの会社の記事や参考記事が掲載されるとLINEで連絡しています。解説を加えることもあります。東京で勤務している人も多く、上京する時は何人かの教え子と会食します。私自身のビジネスマン時代の様々な経験が彼らの参考になっています。ホームページ「先輩からのアドバイス」をご参照下さい。
今回はサミット・ゼミについてざっくりと説明致しました。将来、日本で、そして世界で活躍したいと考えている中高生の皆さんの夢、目標の実現をサポートします。どうぞよろしくお願い申し上げます。
おかげさまでサミット・ゼミは26年4ヶ月間継続してきました。支えて下さったご父兄の皆様、生徒の皆さんに心より感謝しております。当地のご父兄は大手学習塾に任せれば良いと考える傾向が強いです。そのような中で当ゼミを選んで下さった理由は、学歴もあるでしょうが、私のビジネスマン経験へのご期待が大きかったのではないでしょうか。
日本はずいぶん豊かになりました。子供達の意識も変わってきて、大して努力しなくても食べていけるだろうと思っています。ウチの子には欲がないとおっしゃるお母様が少なくありません。私の仕事は、単に中高生の皆さんに勉強を教えるだけではなく、彼らのやる気を引き出すことにあると考えています。何故勉強しなければならないかを一般論としてではなく、実社会の事例を使って具体的に説けば彼らは納得してくれます。その時、私の社会人経験が役に立ちます。「なるほど、学生の時にちゃんと勉強しておけば高い給料をもらえるな」と思ってくれるのです。
サミット・ゼミの授業は基本的に英語と数学です。英語の授業には絶対的な自信があります。金沢で一番ではなく、日本で一番の授業をしているつもりです。大学浪人した時に英語をマスターした経験がベースとなっています。大手予備校と同じような教え方をしています。また、最近の大学入試2次試験でよく出題される難問の自由英作文は生徒さんが書いたその場で添削します。これができる学習塾・予備校の先生はほとんどいないと思います。
数学では思考力を鍛えています。大学入試で問われているのは思考力、判断力と表現力です。思考力は社会で活躍する際の絶対条件です。基本的に解き方を教えませんから、不親切だという誤解を受けることもありますが気にしません。数学の問題を深く考えることが、将来仕事ができることにつながります。また、数学は私の本来の得意科目であり様々な裏ワザを持っているので、それらを生徒の皆さんに伝えています。
教え子の皆さんとのつながりも特長の一つです。大学を卒業して社会人として活躍している教え子が数多くいて、一番年上は40歳です。日本経済新聞に彼らの会社の記事や参考記事が掲載されるとLINEで連絡しています。解説を加えることもあります。東京で勤務している人も多く、上京する時は何人かの教え子と会食します。私自身のビジネスマン時代の様々な経験が彼らの参考になっています。ホームページ「先輩からのアドバイス」をご参照下さい。
今回はサミット・ゼミについてざっくりと説明致しました。将来、日本で、そして世界で活躍したいと考えている中高生の皆さんの夢、目標の実現をサポートします。どうぞよろしくお願い申し上げます。
2025年2月13日
今月2日(日)に今年度最後の石川県総合模試が行われ、その結果が戻ってきました。残念ながら前回の模試より成績が下がった人がいました。本人もショックですが、ご父兄のご心配も相当なものです。直ぐに連絡を取っていろいろ相談しました。公立高校入試は3月11日・12日で、残り一ヶ月を切りました。一ヶ月と言っても、今月は28日しかありません。この時期の悪材料は受験生本人だけではなくご父兄にもかなりのダメージになります。
中3クラスには頑張り屋さんもいますが、中には勉強の手抜きをしてご父兄に心配をかけ続けてきた人もいます。受験生のご父兄は本当に大変です。「勉強しなさい」と言うべきか否か、どのタイミングで言うべきか、いつも悩まれていらっしゃいます。ご父兄の皆さんとの定期電話連絡の際もそのような話になることが少なくありません。
私は毎年、公立高校入試の結果を全高校の結果が分かる北國新聞会館前で確認しますが、3年前は泉丘高校の合格発表を見に行きました。合格したある女子がお父さんとハグしていました。長い時間ハグしていたので強く印象に残りました。お父さんは本当に嬉しかったのでしょう。娘は良い親孝行をしました。私自身の経験では、東大に合格した時、自宅に遊びに来た母の友人に、一生分の親孝行をしたと言われました。親のためではなく自分のために勉強した結果だったので、「そんなものなのかな。」と思いました。
ご父兄に心配をかけた上述した生徒さん達には合格という結果を出して親孝行をして欲しいと思います。自分のために勉強して学力を向上させ、入試に合格して親孝行ができる、こんなに素晴らしいことはありません。3月に中3クラスの皆さんが親孝行できるよう残り4週間可能な限りの努力をするつもりです。
中3クラスには頑張り屋さんもいますが、中には勉強の手抜きをしてご父兄に心配をかけ続けてきた人もいます。受験生のご父兄は本当に大変です。「勉強しなさい」と言うべきか否か、どのタイミングで言うべきか、いつも悩まれていらっしゃいます。ご父兄の皆さんとの定期電話連絡の際もそのような話になることが少なくありません。
私は毎年、公立高校入試の結果を全高校の結果が分かる北國新聞会館前で確認しますが、3年前は泉丘高校の合格発表を見に行きました。合格したある女子がお父さんとハグしていました。長い時間ハグしていたので強く印象に残りました。お父さんは本当に嬉しかったのでしょう。娘は良い親孝行をしました。私自身の経験では、東大に合格した時、自宅に遊びに来た母の友人に、一生分の親孝行をしたと言われました。親のためではなく自分のために勉強した結果だったので、「そんなものなのかな。」と思いました。
ご父兄に心配をかけた上述した生徒さん達には合格という結果を出して親孝行をして欲しいと思います。自分のために勉強して学力を向上させ、入試に合格して親孝行ができる、こんなに素晴らしいことはありません。3月に中3クラスの皆さんが親孝行できるよう残り4週間可能な限りの努力をするつもりです。
2025年2月6日
今日は2月6日です。国公立大学2次試験・前期日程(2/25)まで半月余りです。この時期になると2020年3月12日付け本欄「挑戦そして感動」でご紹介したAさんを思い出します。センター試験(今の共通テスト)で大失敗して泣いていたAさんは、合格判定がDだった金沢大学に果敢に挑んで見事合格しました。あの時の彼女の気持ち、頑張りを思うと今でも涙がこぼれます。
彼女は、この時期の頑張りについて「C, D, E判定の人は特攻隊のような気合で挑んでくるので、A, B判定でも油断せずに最後の最後まであきらめないことが大切だと思います。」と語りました。先月18日(土)の日本経済新聞では、大手予備校の駿台による現役合格の理由を尋ねる調査で長年不動の1位は「最後まで諦めなかった」という回答であることが紹介されていました。
私は26年間学習塾を運営しているので、残念なケースもあります。金沢大学を目指して勉強してきたBさんは、センター試験を上手く乗り越えB判定でした。1月末頃、Bさんのお母様から心配のLINEが入りました。勉強に対する集中が弱いことを懸念されていました。当然のことながら、私も気合を緩めないように注意していましたが、結局は残念な結果になりました。気持ちの持ち方の重要性を改めて感じさせられました。
大学入試においてはAさんのような逆転合格もあれば、Bさんのような残念なケーストもあります。全ては自分の気持ちの持ち方次第です。この時期、全てに受験生が自己コントロールを問われています。
彼女は、この時期の頑張りについて「C, D, E判定の人は特攻隊のような気合で挑んでくるので、A, B判定でも油断せずに最後の最後まであきらめないことが大切だと思います。」と語りました。先月18日(土)の日本経済新聞では、大手予備校の駿台による現役合格の理由を尋ねる調査で長年不動の1位は「最後まで諦めなかった」という回答であることが紹介されていました。
私は26年間学習塾を運営しているので、残念なケースもあります。金沢大学を目指して勉強してきたBさんは、センター試験を上手く乗り越えB判定でした。1月末頃、Bさんのお母様から心配のLINEが入りました。勉強に対する集中が弱いことを懸念されていました。当然のことながら、私も気合を緩めないように注意していましたが、結局は残念な結果になりました。気持ちの持ち方の重要性を改めて感じさせられました。
大学入試においてはAさんのような逆転合格もあれば、Bさんのような残念なケーストもあります。全ては自分の気持ちの持ち方次第です。この時期、全てに受験生が自己コントロールを問われています。
2025年1月30日
明日(1/31)は私立高校の入試があります。中3の皆さんにとって最初の関門です。1/12(日)の模試以降、ゼミでは星稜高校と金沢高校の入試過去問に挑戦してきました。模試の問題形式は公立高校入試と同じですが、私立高校の入試問題は異なります。星稜高校、金沢高校それぞれに「らしさ」を感じます。
授業で生徒の皆さんが入試問題を解く前に必ず自分で問題を解いています。問題を解く上でのポイントを掴み、問題量と制限時間のバランスを確認するためです。今年も冬休み中の冬期講習が終わった頃に、両校の昨年の英語と数学の問題を解きました。星稜高校の英語の問題に驚かされました。それは第2問の問1の発音問題です。
2020年までの大学入試センター試験では、英語の第1問は発音・アクセント問題でした。それを受けてだと思いますが、星稜高校の入試でも発音・アクセント問題が出題されていました。2021年に共通テストに替わってからは全てが読解問題になり発音・アクセント問題は出題されなくなりました。星稜高校がどのように対応するか興味を持っていました。同校は翌2022年の入試に発音・アクセント問題を出題しました。「さすが、星稜」と思ったものです。しかし、2023年の入試にはその問題はありませんでした。「それゃ、そうだよね」と思いました。
大学入試の流れを受けて発音・アクセント問題の出題を止めた星稜高校は昨年2024年の入試で発音問題を復活させたのです。この復活の背景には英語の入試問題を担当された先生方の間で議論があったと推察します。共通テストで出題されないのだから出題の必要はないという意見と、英語にとって発音問題は重要だという意見がぶつかったことでしょう。結果として、出題されました。「英語を勉強する時に単語の発音に注意しましょう!」というメッセージになったと思います。星稜高校の見識を感じました。
因みに、出題された2問の内の一つは’first’の’ir’と同じ発音の単語を選ぶものでした。私は日本人にとって難しい発音の違いが二つあると考えていますが、その内の一つです。’heard’と’heart’の発音は違うのです。発音問題を復活させただけではなく、素晴らしい問題を出題しました。さすが、星稜!
授業で生徒の皆さんが入試問題を解く前に必ず自分で問題を解いています。問題を解く上でのポイントを掴み、問題量と制限時間のバランスを確認するためです。今年も冬休み中の冬期講習が終わった頃に、両校の昨年の英語と数学の問題を解きました。星稜高校の英語の問題に驚かされました。それは第2問の問1の発音問題です。
2020年までの大学入試センター試験では、英語の第1問は発音・アクセント問題でした。それを受けてだと思いますが、星稜高校の入試でも発音・アクセント問題が出題されていました。2021年に共通テストに替わってからは全てが読解問題になり発音・アクセント問題は出題されなくなりました。星稜高校がどのように対応するか興味を持っていました。同校は翌2022年の入試に発音・アクセント問題を出題しました。「さすが、星稜」と思ったものです。しかし、2023年の入試にはその問題はありませんでした。「それゃ、そうだよね」と思いました。
大学入試の流れを受けて発音・アクセント問題の出題を止めた星稜高校は昨年2024年の入試で発音問題を復活させたのです。この復活の背景には英語の入試問題を担当された先生方の間で議論があったと推察します。共通テストで出題されないのだから出題の必要はないという意見と、英語にとって発音問題は重要だという意見がぶつかったことでしょう。結果として、出題されました。「英語を勉強する時に単語の発音に注意しましょう!」というメッセージになったと思います。星稜高校の見識を感じました。
因みに、出題された2問の内の一つは’first’の’ir’と同じ発音の単語を選ぶものでした。私は日本人にとって難しい発音の違いが二つあると考えていますが、その内の一つです。’heard’と’heart’の発音は違うのです。発音問題を復活させただけではなく、素晴らしい問題を出題しました。さすが、星稜!
2025年1月23日
大学入学共通テストが先週末(1/18, 19)に実施されました。私の初詣は共通テスト初日の土曜日です。今年も1/18の早朝に尾山神社へ行き、高3だけではなく中3の受験生の皆さんの健闘を祈願しました。家族や自分自身のことの祈願はおまけです。今年もお賽銭を奮発(?)しましたので、効能あらたかだと信じています。
2021年1月にセンター試験から共通デストに替わりました。4年後の今年、2022年4月からの新しい学習指導要領に対応して共通テストが変わりました。大きく変わったのは、国語の現代文が2問から3問に増えて試験時間が80分から90分になったこと、数学ではⅡBがⅡBCになり試験時間が60分から70分になったこと、情報が追加されたことです。英語はほとんど変更ありませんが、昨年までは大問6問で小問を合わせて全部で英文10問だったのが、小問がなくなり大問8問までの英文8問になりました。すっきりした感じです。
共通テストの英語と数学を解くことは、私にとって学習塾を継続する力をキープしているか否かを判断する試金石です。共通テストの問題を解けなくなったらゼミは辞める覚悟です。今年も既に解き終わり、まだまだ大丈夫であることを確認しました。我が母校に合格できる水準を保っています。ただし、近年は集中力の衰えを感じています(泣)。全て読解問題である英語(制限時間80分)で、英文を長時間読み続けることにはかなり辛いものがあります。
英語リーディングの平均点(1/22発表の中間集計)は59.65点で、昨年(平均点51.54点)より高くなりました。大問6の物語文が少し分かりにくかったですが、それほど難しい問題ではありませんでした。昨年より約700語減ったとはいえ、全てで約5,600語ありますから、速読が絶対条件です。いろいろな種類の英文が出題されているものの全てが読解問題なので、大学入試の英語の問題として欠陥があると思います。何故、文法・語法問題、発音・アクセント問題が出題されないのか非常に疑問です。
数学では1A、今年から新しくなったⅡBCの平均点はそれぞれ56.66点(去年51.38点)、56.69点(去年57.74点)でした。1Aの噴水をテーマにした2次関数の問題、ⅡBCのメダカの池の水草をテーマにした対数関数の問題など出題者の工夫が感じられました。センター試験から続く誘導形式に慣れること、前半に難問がある場合の時間の使い方などのポイントを感じ取りました。
英語・数学とも共通テストの問題を解くことで感じたポイントは高校クラスの授業にフィードバックするつもりです。英語での速読の必要性、数学で要求される絶対的計算力そして制限時間の使い方については中3クラスの皆さんにも話すつもりです。
2021年1月にセンター試験から共通デストに替わりました。4年後の今年、2022年4月からの新しい学習指導要領に対応して共通テストが変わりました。大きく変わったのは、国語の現代文が2問から3問に増えて試験時間が80分から90分になったこと、数学ではⅡBがⅡBCになり試験時間が60分から70分になったこと、情報が追加されたことです。英語はほとんど変更ありませんが、昨年までは大問6問で小問を合わせて全部で英文10問だったのが、小問がなくなり大問8問までの英文8問になりました。すっきりした感じです。
共通テストの英語と数学を解くことは、私にとって学習塾を継続する力をキープしているか否かを判断する試金石です。共通テストの問題を解けなくなったらゼミは辞める覚悟です。今年も既に解き終わり、まだまだ大丈夫であることを確認しました。我が母校に合格できる水準を保っています。ただし、近年は集中力の衰えを感じています(泣)。全て読解問題である英語(制限時間80分)で、英文を長時間読み続けることにはかなり辛いものがあります。
英語リーディングの平均点(1/22発表の中間集計)は59.65点で、昨年(平均点51.54点)より高くなりました。大問6の物語文が少し分かりにくかったですが、それほど難しい問題ではありませんでした。昨年より約700語減ったとはいえ、全てで約5,600語ありますから、速読が絶対条件です。いろいろな種類の英文が出題されているものの全てが読解問題なので、大学入試の英語の問題として欠陥があると思います。何故、文法・語法問題、発音・アクセント問題が出題されないのか非常に疑問です。
数学では1A、今年から新しくなったⅡBCの平均点はそれぞれ56.66点(去年51.38点)、56.69点(去年57.74点)でした。1Aの噴水をテーマにした2次関数の問題、ⅡBCのメダカの池の水草をテーマにした対数関数の問題など出題者の工夫が感じられました。センター試験から続く誘導形式に慣れること、前半に難問がある場合の時間の使い方などのポイントを感じ取りました。
英語・数学とも共通テストの問題を解くことで感じたポイントは高校クラスの授業にフィードバックするつもりです。英語での速読の必要性、数学で要求される絶対的計算力そして制限時間の使い方については中3クラスの皆さんにも話すつもりです。
2025年1月16日
中3の皆さんは今週日曜日(1/12)に今年度7回目の模試がありました。先週受けた統一テストと併せて公立高校の出願校を判断する重要なテストです。模試結果は一週間後に判明します。ドキドキしながら待つことになります。
テストにおいて一番心配な科目は数学です。数学は失敗し易い科目だからです。前半の問題に手こずって時間をかけたのに解けなかった場合、パニックに陥って後半の本来解ける問題も解けなくなるのが失敗の典型例です。数学が得意な人でも起こりうるケースです。1/12の模試では大問2がポイントでした。第1四分位数や中央値を扱うデータ分析の問題でした。小問1は簡単ですが、小問2がかなりの難問でした。配点7点とはいえ、この小問をパスすることができたかどうかが勝負の分かれ目だったと思います。
中3の皆さんには確保すべき目標点を設定するように話しています。平均点を50点と想定すると、泉丘であれば80点がgood、75点が及第点、で70点が確保すべき点数になります。二水であればそれぞれ75点、70点、65点になります。確保すべき点数は決して高くはありませんから楽な気持ちで数学の試験に臨めそうですが、これが決して簡単ではありません。上手くいかないケースが多々あります。
また、平均点が50点とは限りません。平均点が40点位に下がる難しいテストでは70点や65点を確保する必要はありません。生徒の皆さんには、実際に解いていて今回は難しいと感じたら、想定平均点を下げて自分の確保点も下げるように指示しています。もちろんこれと逆のこともあります。
この指示を守ることも容易ではないので、今年度からある試みを実施しています。教室で模試過去問練習をした後、平均点がどれ位だと感じたかを聞いています。昨年秋位にこのアイデアを思いつき、既に10回程度実施しました。実際の平均点と自分の感覚を比較することは、自分の確保点を決める際に役立ちます。因みに、今週月曜日(1/13)の授業では、前日の模試の数学の平均点について聞きました。生徒の皆さんの感覚が実際の平均点と比べてどうなのか一週間後に分かります。
テストにおいて一番心配な科目は数学です。数学は失敗し易い科目だからです。前半の問題に手こずって時間をかけたのに解けなかった場合、パニックに陥って後半の本来解ける問題も解けなくなるのが失敗の典型例です。数学が得意な人でも起こりうるケースです。1/12の模試では大問2がポイントでした。第1四分位数や中央値を扱うデータ分析の問題でした。小問1は簡単ですが、小問2がかなりの難問でした。配点7点とはいえ、この小問をパスすることができたかどうかが勝負の分かれ目だったと思います。
中3の皆さんには確保すべき目標点を設定するように話しています。平均点を50点と想定すると、泉丘であれば80点がgood、75点が及第点、で70点が確保すべき点数になります。二水であればそれぞれ75点、70点、65点になります。確保すべき点数は決して高くはありませんから楽な気持ちで数学の試験に臨めそうですが、これが決して簡単ではありません。上手くいかないケースが多々あります。
また、平均点が50点とは限りません。平均点が40点位に下がる難しいテストでは70点や65点を確保する必要はありません。生徒の皆さんには、実際に解いていて今回は難しいと感じたら、想定平均点を下げて自分の確保点も下げるように指示しています。もちろんこれと逆のこともあります。
この指示を守ることも容易ではないので、今年度からある試みを実施しています。教室で模試過去問練習をした後、平均点がどれ位だと感じたかを聞いています。昨年秋位にこのアイデアを思いつき、既に10回程度実施しました。実際の平均点と自分の感覚を比較することは、自分の確保点を決める際に役立ちます。因みに、今週月曜日(1/13)の授業では、前日の模試の数学の平均点について聞きました。生徒の皆さんの感覚が実際の平均点と比べてどうなのか一週間後に分かります。
2025年1月9日
前回の本欄では、生徒の皆さんに揺るぎない本物の実力を身につけて欲しいと述べました。今回はその理由について述べます。
私は、生徒の皆さんが将来どんな場面でも自分で判断できる人間になって欲しいと思っています。ビジネスマン、研究者や役人等になって経験する仕事の場面だけでなく、転職などのプライベートな場面においてもです。直接的な目標は高校入試、大学入試ですが、知識を蓄えて思考力を磨くことは入試突破のために必要なだけではなく将来の問題解決能力、創造性につながります。本物の実力を身につければ、あらゆる状況において自ら考え、アイデアを提供できるようになります。
例えば、昨年2月の金沢大学の英語の大問3は自由英作文で、「私たちの社会における平等と、多様性の認識を促進することの重要性」について80語以上の英語で述べる問題でした。難問です。正に大学入試において要求されている思考力と表現力が問われています。このような入試問題対策の勉強をすることは将来の問題解決能力、創造性につながるはずです。
中学、高校の勉強が入試を突破するだけではなく将来の問題解決能力、アイデア提供能力につながることを認識して、生徒の皆さんが本物の実力を身につけるよう導くつもりです。どんな場面でも自ら判断できれば、悔いのない人生を送れると思います。
私は、生徒の皆さんが将来どんな場面でも自分で判断できる人間になって欲しいと思っています。ビジネスマン、研究者や役人等になって経験する仕事の場面だけでなく、転職などのプライベートな場面においてもです。直接的な目標は高校入試、大学入試ですが、知識を蓄えて思考力を磨くことは入試突破のために必要なだけではなく将来の問題解決能力、創造性につながります。本物の実力を身につければ、あらゆる状況において自ら考え、アイデアを提供できるようになります。
例えば、昨年2月の金沢大学の英語の大問3は自由英作文で、「私たちの社会における平等と、多様性の認識を促進することの重要性」について80語以上の英語で述べる問題でした。難問です。正に大学入試において要求されている思考力と表現力が問われています。このような入試問題対策の勉強をすることは将来の問題解決能力、創造性につながるはずです。
中学、高校の勉強が入試を突破するだけではなく将来の問題解決能力、アイデア提供能力につながることを認識して、生徒の皆さんが本物の実力を身につけるよう導くつもりです。どんな場面でも自ら判断できれば、悔いのない人生を送れると思います。
2025年1月2日
新年あけましておめでとうございます。昨年元旦の16:10、石川は能登半島地震に襲われました。翌2日の夕刻には羽田空港で着陸直後の日航機が海上保安庁の航空機と衝突し、両機が炎上しました。大事件が続いて恐ろしい思いをしました。今年2025年は平穏にスタートしたように見えますが、どのような年になるのでしょうか。
昨年、サミット・ゼミには大きな出来事がありました。ホームページ改訂です。個人事業主として、費用面で清水の舞台から飛び降りるような決断でした。古いホームページに対してあるご父兄から頂いた「昭和の雰囲気がある」というご感想に後押しされました。結果的に、中高生に役立つ情報を提供したいという自分の思いを実現させることができました。それは「先輩からのアドバイス」です。社会人になった17人の教え子の皆さんからのアドバイスは参考になると思います。どうぞご笑覧下さい。
26周年記念日である10月17日に公開した新ホームページ冒頭で「生徒さんの努力、やる気を導き出し 揺るぎない『本物の実力』を目指します」と述べました。生徒の皆さんには「本物の実力」をつけて欲しいと思って授業を行っています。本物の実力があれば高校入試、大学入試は怖くはありません。フツーに突破できるはずです。そしてそれは将来、社会での活躍につながります。
せっかく勉強しても、それがあやふやなものであればテストで間違えたり、直ぐに忘れたりしてしまいます。その勉強のために要した時間は無駄とさえ言えます。どうせ勉強するなら、着実に勉強して本物の実力を蓄えるべきです。あやふやな勉強を繰り返すのではなく、目の前の課題に集中してマスターするのです。そうすれば確認のための勉強は少なくなり勉強時間は短くて済みます。簡単にできることではありません。しかし、勉強に対する姿勢、覚悟によって可能になります。
縁あってサミット・ゼミに通ってくれる生徒の皆さんが本物の実力を身に付けることができるよう、彼らと対話し、彼らを導きたいと思っております。本年もどうぞよろしくお願い致します。
昨年、サミット・ゼミには大きな出来事がありました。ホームページ改訂です。個人事業主として、費用面で清水の舞台から飛び降りるような決断でした。古いホームページに対してあるご父兄から頂いた「昭和の雰囲気がある」というご感想に後押しされました。結果的に、中高生に役立つ情報を提供したいという自分の思いを実現させることができました。それは「先輩からのアドバイス」です。社会人になった17人の教え子の皆さんからのアドバイスは参考になると思います。どうぞご笑覧下さい。
26周年記念日である10月17日に公開した新ホームページ冒頭で「生徒さんの努力、やる気を導き出し 揺るぎない『本物の実力』を目指します」と述べました。生徒の皆さんには「本物の実力」をつけて欲しいと思って授業を行っています。本物の実力があれば高校入試、大学入試は怖くはありません。フツーに突破できるはずです。そしてそれは将来、社会での活躍につながります。
せっかく勉強しても、それがあやふやなものであればテストで間違えたり、直ぐに忘れたりしてしまいます。その勉強のために要した時間は無駄とさえ言えます。どうせ勉強するなら、着実に勉強して本物の実力を蓄えるべきです。あやふやな勉強を繰り返すのではなく、目の前の課題に集中してマスターするのです。そうすれば確認のための勉強は少なくなり勉強時間は短くて済みます。簡単にできることではありません。しかし、勉強に対する姿勢、覚悟によって可能になります。
縁あってサミット・ゼミに通ってくれる生徒の皆さんが本物の実力を身に付けることができるよう、彼らと対話し、彼らを導きたいと思っております。本年もどうぞよろしくお願い致します。