塾長からの一言 - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

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塾長からの一言

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25年間の進学実績

先週開校25周年を迎えたのを機にこれまでの進学実績をまとめてみました。大学は実際に進学した学校で、進学しなかった合格私立大学や浪人後の進学大学は含まれていません。

大学
京都大 1名、大阪大 2名、名古屋大 1名、東北大 2名、東京工業大 1名、神戸大 2名 (いわゆる難関10大学 9名)、東京外国語大 4名、お茶の水女子大 2名、大阪公立大 1名、千葉大 1名、金沢大 9名、新潟大 6名、信州大 1名、富山大 6名、早稲田大 4名、東京理科大 3名、青山学院大 1名、立教大 1名、法政大 3名、津田塾大 2名、立命館大 2名、関西大 1名、関西学院大 1名他

高校
泉丘 40名、二水 23名、桜丘 12、錦丘 9名、金沢大附属 3名、羽咋 19名、七尾 3名他

一クラス6名までの少人数制で、一時の例外を除いて私一人で教えてきましたから、上記の進学実績を振り返ると感慨深いものがあります。この中のかなりの数の教え子たちと連絡を取り合い、食事をしたりお酒を飲んだりしています。彼らの成長は大きな楽しみであります。私の経験、知識、技能を活用して彼らをサポートしています。そのために経済、社会、科学などの世の中の動きに対するアンテナを高くしておくつもりです。

立派な教え子がたくさんいますから、彼らとのコミュニケーションを通して現在ゼミに通ってくれている中高生の皆さんの参考になることを検討したいと考えています。

おかげさま25周年です

本日(10/17)、おかげさまでサミット・ゼミは開校25周年を迎えることができました。長い間ご支持頂きまして誠にありがとうございます。25年は四半世紀です。「四半世紀」という言葉はグッと胸に迫るものがあります。

25年前の1998年10月17日に羽咋で開校しました。直ぐに金沢との2教室体制になりましたが、金沢と羽咋の頻繁な往復に体が持たず、金沢教室だけになりました。この間、一時的に金沢大学の学生に羽咋教室の授業をお願いしたことがあります。これまでに教室に通ってくれた生徒さんの数は、羽咋で93人、金沢で294人になります。6名までの少人数制を貫いていますから、本当に多くの生徒さん、ご父兄の方々に信頼して頂きました。感謝の言葉しかありません。

25年前に中1だった健太郎君と亮太君は今年38歳になり、それぞれ高校の先生、SE(システムエンジニア)として活躍しています。彼らをはじめ数多くの教え子が大学生、社会人になりました。LINEでつながっている人たちもたくさんいます。彼らと金沢や東京でランチしたり飲んだりする交流はこの上なく楽しいです。私自身は決してサラリーマンとして成功したわけではありません。上手くいったこと、そうではなかったことの経験は教え子たちの参考になると思っています。

学校の先生と私の大きな違いはビジネス経験です。大学卒業後に就職した日産自動車で社会人として一人前になり、その後転職もしました。結果的に、法務、輸出マーケティング、輸入マーケティング、経営企画などの仕事を経験しました。中高生の皆さんはビジネスの経験談を興味深く聞いてくれます。ビジネス経験を基にして何故勉強することが必要かを話せば、彼らは納得してくれます。日産自動車・法規部時代に出会った著名な顧問弁護士の先生に、かなりの回り道をした上で天職に巡り合えたね、と言われました。

大学時代、ある友人は「大谷は先生に向いている。」と言いました。鋭い指摘でした。別の友人は「短気がお節介を着て歩いている。」と言いました。お節介は面倒見の良さにつながっていると思います。短気については、結構我慢していますが、今も課題の一つです。生徒の皆さんが安心して頼ってくれるように悠然と構えるように心掛けています。

高校入試、大学入試に向けて、そして社会人として生徒の皆さんが伸びていく姿は感動的です。彼らをサポートすることが自分の人生の責務だと考えています。これからも頑張ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

偏差値を上げることは難しくない

今月末に高1生・高2生は進研模試を受けます。進研模試は受験者が40万人を超える全国模試です。自分の成績が全国レベルで分かるので、どの大学に合格できる水準にあるかを知ることができます。とても貴重な情報です。

先月初めに高2クラスの2名と7月の進研模試結果について個別に面談しました。2名とも志望校の合否判定は良くありませんでした。しかし、今の成績を前提として志望大学を変える必要は全くありません。それをすれば志望大学のレベルがだんだん下がっていく可能性があります。そうではなく、どうすれば自分の成績を志望校合格のレベルまで上げられるかを検討すべきです。

先月の面談では、志望校レベルに達するためにはあと何点取れば良いかについて具体的に話しました。例えば、金沢大学の場合、学部にもよりますが、進研模試で偏差値60がボーダーラインです。7月の進研模試の英語は全国平均点が31.9点(100点満点)でした。仮に英語が平均点(偏差値50)だったとすれば、偏差値を60にするためには約17点上げる必要があります。

70点を87点にすることは厳しいですが、32点を49点にすることはそれほど難しいことではありません。基礎をしっかり固めれば十分可能です。高2クラスの2名に、英語や数学で志望校レベルまで何点が必要かを話したところ意外そうな表情を浮かべました。進研模試結果には各科目の分野別得点が示されています。分野ごとに上積み可能な点数を指摘したところ、十分可能だと納得してくれました。

英語の解説がない!

今週日曜日(10/1)の日本経済新聞のコラム「春秋」は、観光地における訪日外国人に対する情報提供の不十分さを取り上げていました。広島から厳島神社のある宮島へ船で向かう訪日外国人が多いものの、途中で見る島々の歴史についての英語の解説がないので、彼らはスマホを眺めたり寝込んだりしていたそうです。「なぜここでひとこと解説がないのか」と惜しく感じる観光地は全国に多いと指摘していました。

丁度一週間前に、全く同じことを感じました。9/24(日)に高2の姪と兼六園を散策しました。成巽閣の前を通った時、姪が関心を示したので入ってみました。成巽閣の存在自体は知っていましたが、入ったのは初めてでした。加賀藩13代藩主・前田斉泰が母堂の隠居所として建てた歴史的建造物で、1階は書院造、2階は数寄屋造になっており、諸道具、衣装、書画、人形が展示されていました。加賀藩の文化として興味深かったです。

成巽閣にも訪日外国人がたくさん訪れていて驚きました。建物内の幾つかのポイントで、ボタンを押せば部屋や展示品の説明が音声で流れました。しかし、それらは全て日本語に限られていました。英語のパンフレットは準備されていましたが、英語の音声があれば、せっかく訪れた外国の人たちの満足感は大きくなると思いました。帰り際に料金所の係員に英語のアナウンスについて聞いたところ、その予定はないとのことでした。(自宅に戻って調べると、成巽閣のホームページは英語にも対応していました。)

訪日外国人が東京、京都だけではなく日本各地を訪れて歴史や文化に触れることは大変素晴らしいことです。「なぜここでひとこと解説がないのか」という状況は是非改善すべきです。インバウンドによる経済効果も良いのですが、外国の方に日本をもっと知ってもらうことは非常に重要だと思います。大袈裟に言えば、相互理解は国際平和につながります。街中に住んでいる私にできることは、道に迷っている外国人を助けることくらいかなぁ~