トットちゃんの学校 - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

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トットちゃんの学校

先週土曜日(7/6)のNHK、新プロジェクトXは、タレントの黒柳徹子さんが通ったトモエ学園小学校に関するストーリーでした。トモエ学園は、他校で受け入れを断られた子、差別を受けた子、事情のある子を受け入れました。黒柳徹子さんは、落ち着きがないという理由で、別の小学校を退学させられてトモエ学園に入ったそうです。

トモエ学園は、音楽教師であった小林宗作校長が、太平洋戦争が近づく昭和12年、東京・自由が丘に開校しました。小林先生は、「どんな子どもも、素晴らしい才能を持っている」、「教育は20年先を見て行うものだ」と語っていたそうです。番組では小林先生の教えを受けて、その後活躍した人たちが紹介されました。教育の重要性、素晴らしさを改めて感じました。

私がゼミの授業で繰り返して説いていることは次の三つです。勉強は自分のためにするものであること。将来アイデアを提案できるように幅広い知識を蓄えて考える力を鍛えること。授業をしっかり聞いて試験前の準備をきちっとすること、即ち努力をすること。そのために社会で起きている様々なことを具体的に紹介します。昨年、将棋の藤井聡太元8冠に最後のタイトル王座を許した永瀬拓矢九段の努力の話、クスリのアオキとスギ薬局の戦いのようなビジネス社会においてアイデアが必要な話など、生徒の皆さんが興味を持ってくれそうな話をします。

トモエ学園の小林先生は、教育は20年先を見て行うものだという信念を持たれていました。当時においては先進的な考え方だったと思います。今はAI(人工知能)が世の中に革命を引き起こしています。20年先どころか来年どうなっているかも予想は難しいです。私は通ってくれている生徒さんには、どんな時でも自分で判断できる人間に育って欲しいと願っています。状況を客観的に分析して問題点を洗い出し、解決策を考え出すことができるような人材です。英語、数学の勉強や個別の話し合いを通して、そのような人材を育てたいと考えています。その為に社会に対するアンテナを高くし、自らも勉強を継続するつもりです。