永瀬王座の言葉 - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

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永瀬王座の言葉

今週月曜日(1/9)、将棋の王将戦第1局で、藤井聡太5冠(20歳)が挑戦者の羽生善治九段(52歳)に勝ちました。人気棋士同士の対局で大きく報道されました。高校生、大学生の時によく将棋を指していた私は藤井さんや羽生さんの成績が気になります。その藤井王将の研究仲間に永瀬拓矢王座(30歳)がいます。その永瀬王座に関する記事をヤフーニュースで見ました。その記事に載っていた永瀬さんの言葉です。

「自分は子供の頃、何をやってもうまくいかない子供でした。でも将棋と出会えた。出会えて頑張ることができた。才能はないとすぐに分かりましたけど、努力することはできたんです。大切なのは好きなことを見つけて、努力を続けることだと思っています。自分は自分の棋士人生を通して、才能よりも努力の方が大切なんだということを証明したい。」

将棋のタイトルホルダーですから才能がないというのは謙遜でしょうが、永瀬さんの姿勢には学ぶべきものがあります。努力することの大切さを教えてくれます。そして、素晴らしい成績を残し続けることでそのことを証明しています。自分も頑張ろうと思わせてくれる言葉です。そう言えば、羽生さんも、才能とは努力を継続することと述べています。

勉強ではどうでしょうか。やはり努力が重要な要素だと思います。コツコツと努力を積み重ねればかなりのレベルにまで到達することができます。数学では才能的要素が必要かもしれませんが、それは数学者のような高度なレベルにおいてです。今週末の大学入学共通テストの数学では努力で然るべき点数が取れます。英語は単語を覚えたり文法を理解したりして努力すれば高いレベルに到達できます。ゲームやSNSのような様々な誘惑に打ち勝って机に向かえることが才能であると言えるかもしれません。