新たな試み - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

サミット・ゼミ
Summit Seminar

新たな試み

金沢市立の各中学では今週から来週にかけて期末テストが行われています。中2クラスでは、冬休み明けの実力テストの後から準備してきました。この期末テストが終わった後にある試みを計画しています。それは英語の速読練習です。速読練習は、従来、中3の夏期講習から始めていました。11月の地域統一テストが最初の目標で、3月の公立高校入試の時点で然るべきレベルに達していることを狙っていました。

中2クラスでの試みには過去にも例があります。現在社会人4年目になっている教え子達が中2の時でした。上手く導けば中学生は十分に対応してくれることを感じた事例です。この時は、英語の5文型でした。主語、動詞、目的語、補語をS, V, O, Cとして、第1文型SVから第5文型SVOCまでを教えました。中2の11月頃でした。もちろん最初は難しそうでしたが、彼らは直ぐに慣れました。英語が得意になっていったことは言うまでもありません。

今回の挑戦には伏線があります。冬休み明けの実力テストに備えて、英数とも中3生が受ける模試の過去問を解きました。試験範囲が中1、2分野である7月の過去問を使いました。英語の成績がかなり良い中2の皆さんですが、模試過去問には苦戦しました。その原因を尋ねると、問題文が長くて時間が足りなかったとのことでした。

石川県の公立高校入試の英語は難しいです。昨年の平均点は39.9点でした。その前は40点代が3年続きました。第3問の会話文、第4問の長文とも問題文が長いです。しかも、それぞれ英文資料、英語の説明がついたグラフに関する英文です。因みに、昨年の第4問は36行の英文で、10年前の2012年の長文問題(グラフ無)は27行でした。(2011年は25行、2010年は23行) 資料やグラフに関する大量の英文を読まなければならないので平均点は下がるはずです。

中2クラスの英文速読練習は来週後半から始めます。彼らが受ける最初の模試は7月初旬ですから、それまでにかなり練習を重ねることができます。7月の模試でどのような成果が見られるのか楽しみです。速読練習は彼らが受験する来年の公立高校入試が大きな目標です。そして、この速読の技術は4年後の大学入学共通テストにつながります。共通テストの英語リーディングは速読できなければ時間内に解けないからです。来週水曜日(2/22)発行の「金沢情報」に掲載する広告の中に「中学英語を完璧にして高校へ。」との記述があります。この速読練習はその要素の一つです。