分かったつもり - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

サミット・ゼミ
Summit Seminar

分かったつもり

「分かったつもりにさせない 本質を伝える指導」 これは駿台予備学校のインターネット広告のキャッチコピーです。見た瞬間、良いコピーだと思いました。「分かったつもり」は要注意です。該当のことの理解や記憶が微妙で、次に同じような問題が出されたときに解くことはできません。ましてや応用性もありません。教える立場の者として気をつけなければならない大切なポイントです。

授業をしていて生徒の皆さんが本当に分かっているのか、分かったつもりになっているだけなのかを見抜くのは非常に難しいです。彼らの表情だけでは判別できません。本当に分かっているのかどうかをチェックするにはテストで調べるしかないでしょう。これでは手間取ってしまいます。

分かったつもりのレベルに留めない授業をすることが大切です。その意味で、駿台予備学校は「本質を伝える指導」というコピーを付け加えたのでしょう。しかし、それでも足りていないと思います。さらに、本質の伝え方が重要です。生徒の皆さんが該当の事項を完璧に消化してくれるような工夫や配慮が必要になると思います。教師の力量が問われます。

駿台予備学校の広告コピーは良い刺激になりました。少人数制のメリットを生かして、生徒の皆さんの表情を観察しながら、授業の分かり易さを追求していくつもりです。