公立高校入試 in 2023 - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

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公立高校入試 in 2023

昨日(3/15)合格発表があった公立高校入試は先週火曜日・水曜日(3/7, 8)に実施されました。例年通り、直ぐに英語と数学の問題を解いてみました。

英語は、大問4問構成は変わりませんでしたが、大問2の問題形式が大きく変わりました。昨年までの穴埋め問題から英単語の並び替えと短い英作文に替わりました。並び替え問題は穴埋め問題の前に出題されていた形式です。大学入試センター試験から共通テストへの変更で並び替え問題がなくなったという流れに逆行する形式変更で意外な感じがしました。

大問3、大問4はそれぞれ英文資料に基づく会話文、二つのグラフに基づく長文で形式変更はありませんでした。従来通りかなりの英文量で速読ができなければ50分で解き終えることは難しいと思います。昨年の英語の平均点は39.9点で、その前は50点割れが3年続きました。大量の英文量からすると平均点は従来の流れが続きそうです。並び替えでは文法力が問われるので、文法力が得点に少なからず影響したと思われます。

数学は石川県の公立高校入試らしい難しい問題でした。関数、空間図形、平面図形の問題の小問(3)は手強い問題でした。連立方程式の応用問題もヒネリが加えられていました。高得点を狙った受験生は苦しんだことでしょう。得点できる問題で確実に得点を積み重ねることが要求されました。数学の平均点は50点割れが4年続いています。今年もおそらくこの流れが続くでしょう。

今年の入試を受けて中3クラスの授業を進めます。本年2/16付け本欄で述べた通り、英語は既に速読練習を開始しました。50分の制限時間でしっかり問題を解き終えることができるよう着実に練習を重ねる予定です。並び替え問題については、同様の問題が出題されていた模試過去問が使えるので全く心配していません。

数学は各分野の基本を固めた上で難問にも挑戦するつもりです。難問にじっくりと向き合うことは高校数学にもつながります。数学は失敗し易い科目なので、自分が目標とする点数を確実に取る総合問題練習を重ねる予定です。難しさに萎縮しないようなメンタルケアも必要だと考えています。