小学生にとっての英語と国語 - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

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小学生にとっての英語と国語

日本経済新聞には「私見卓見」という読者投稿欄があります。先週金曜日(3/31)の「私見卓見」の題名は「小学生は英語より国語を学ぼう」で、ある公務員の方の投稿でした。

その方は、子どもが小学5年生の時、英語の授業を参観しました。授業で見た幼児レベルのやり取りからはコミュニケーションの育成や国際理解が進むはずがなく、小学校英語は、ずばり、やる必要はないと思ったそうです。小学生は国語をしっかりやり、論理的思考力を養い、情緒を豊かにすべきで、英語は中学から学んでも決して遅くはなく、まずは読み書き中心の「受験英語」に一生懸命に取り組み、読解力を鍛えるべきとのことでした。

全く同感です。私は、英語の前に「読み・書き・ソロバン」という学力の基礎を徹底するべきだと考えています。国語の読解力がなければ、アメリカの国語である英語は分かりません。英語の大学入試では英文の読解力が問われます。単語や文法を前提として、英文が何を意味しているのかを読み取ることが問題を解くカギになります。

国語の読解力である「読み」を小学校で鍛えた上で、英語は中学校から始めれば十分だと思います。中学3年間だけで英語の基礎は十分に固まります。そして高校でさらに3年間勉強すればかなりの英語力に達します。中学校から始めても、大学入試を目指してしっかり勉強すれば世界で通用する英語力を身に付けることができます。

英語は世界の人々とコミュニケーションを取ったり、ビジネスをしたりするためのツール(道具)に過ぎません。ツールとして使いこなすための英語の勉強はもちろん大切ですが、それよりも何を伝えるのか、どんなビジネスをするのかの方が重要です。英語力の向上がサミット・ゼミのセールスポイントですが、「読み・書き・ソロバン」の重要性を踏まえた上で、英語の授業をしています。