グローバル社会で必要なもの その2 - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

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グローバル社会で必要なもの その2

先週の本欄では語学力について述べました。グローバル社会で必要な語学力や問題解決能力、リーダーシップの中で、学習塾が貢献できるものとして取り上げました。学習塾はリーダーシップを育む場としては馴染みませんが、問題解決能力に繋がる要素はあります。

それは数学です。ある条件が与えられて、どのように答えを導き出すかを考えます。問題を解くポイントを見抜く必要があります。それは、社会に出て何か問題が発生した時に、どこに問題の本質があるのかを考える時に似ています。問題の所在が分かれば解決する方法を導き出すことはそれほど困難ではありません。

センター試験から共通テストになり、数学の問題形式が変わりました。社会生活に関連する問題が出題されるようになりました。社会で必要な問題解決能力を求める度合いが高まりました。因みに、今年1月の共通テスト・数IAでは、バスケットボール選手のシュートを打つ高さに関する2次関数の問題が出題されました。

なお、グローバル社会では語学力、問題解決能力、リーダーシップが必要だという記事を読んだ時、日産自動車の新入社員研修で、社会人には課題解決能力と集団維持能力が必要だと学んだことを思い出しました。グローバル社会が進展して語学力という要素が追加されましたが、他の二つの要素は変わりありません。どのような世の中になっても、社会で活躍する基本的な要素には変化ありません。