人生の意味 - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

サミット・ゼミ
Summit Seminar

人生の意味

「人間の人生は、ほかの人の人生に少しでも意味を与えたときに、初めて意味をもつ。」昨年12月16日付け日本経済新聞のコラム「春秋」で出会った文です。ゴルフのタイガー・ウッズ選手が、黒人初の大リーガーとしてドジャースと契約したジャッキー・ロビンソン選手のことを思って、いつもそのように口にしていたそうです。昨年12月14日(現地時間)、大谷翔平選手がロサンゼルス・ドジャースの入団会見に臨みましたが、その冒頭でジャッキー・ロビンソン選手の名前が挙がったことが「春秋」につながりました。

中高生の皆さんには大きな可能性を秘めた未来があります。彼らが身近に接する大人は多くはいませんから、私が彼らに少なからぬ影響を及ぼすでしょう。いつもそのことを自覚しています。「春秋」の一言はそんな私を激励してくれました。6名までの少人数制のサミット・ゼミで、縁があって通ってくれる生徒の皆さんをしっかり導きたいと思っています。

元プロ野球の野村克也さんの座右の銘は「財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すを上とする」でした。これは医師、政治家で関東大震災の復興を担った後藤新平の言葉です。初めてこの言葉を知った時、心の中から湧き上がる情熱を感じました。自分なりに人材を育てたいと思いました。冒頭の言葉に接した時も似たような感慨を持ちました。

私は「指導」という言葉が大嫌いです。上から目線の響きがあるからです。人間は皆平等だと考えています。中高生の皆さんも一人の人間として接しています。勉強を指導するのではなくコーチ、ガイドしているつもりです。英語や数学の勉強、そして様々な私のお話しから生徒の皆さんが成長してくれることを願いながら、これからも授業を進めます。