2024年8月22日
ホームページ改訂 その2
先週の本欄で、ホームページ改訂に際して、社会人になった教え子の皆さんからのアドバイスのページを新設することをご案内しました。このアイデアには背景があります。
最初のきっかけは日本経済新聞社が東京都内で開催している高校生対象のイベントです。「日経エデュケーションチャレンジ」というイベントで、各企業の社員が講師となって、働く現場の第一線の様子や講師自身の社会経験を語り、講義終了後は参加者と講師が交流できる場です。就職・進学などの大きな選択を迫られる高校生を対象にした素晴らしい企画です。この企画は2001年に始まり、今も続いています。
サミット・ゼミは1998年10月17日開校ですから、3年後に始まりました。そのイベントは毎年夏休みに開催され、夏が近づいてくると日本経済新聞で告知されました。私は羨ましくて仕方ありませんでした。金沢でも同様のイベントを開催できないかと考え、日経新聞の販売店経由で金沢支局に問い合わせました。結果はNo.でした。そこで、北國新聞社に照会しました。模試(当時の北國模試)の担当に話したところ賛同を得られました。しかし、結局はNGでした。理由は利益が出ないということでした。
そこで考えたのが、高校生に情報を提供する本の出版です。社会人に自らの進路選択や高校生へのアドバイスを聞いて、それらをまとめて本にすれば、高校生の皆さんに役立つだろうと思いました。手元に2004年4月20日付けの企画書が残っています。しかし簡単に進む話ではなく、本の出版はあきらめました。
本の出版を再検討したのは2016年です。たまたま入院することになり、病室で解くつもりで大学入試の問題集をブリーフケースに入れて持ち込みました。病室でブリーフケースの奥を覗き込んだところ、上述の2004年4月20日付けの企画書が目に入りました。忘れていた感覚が戻って、企画書を書き直して、東京に住む大学時代の友人に相談しました。税法の専門家で何冊も本を執筆している友人です。趣旨に賛同してくれて、知り合いの出版社を紹介してくれました。神田にある出版社を訪ねるためだけに新幹線で東京往復しました。出版社は採算面のことを心配してくれました。厳しい現実を直視せざるを得ず、本の出版を再度あきらめました。
ここ2, 3年間、ホームページ改訂について迷っていました。改訂の必要性はあるものの、費用の大きさが決断を鈍らせました。しかし、ゼミを続けるのであれば改訂すべきと考えました。そしてこの機会に、先輩からのアドバイス情報を盛り込むことにしました。高校生の皆さんに役立つ情報を提供したいという20年を超える念願が叶うことになります。
最初のきっかけは日本経済新聞社が東京都内で開催している高校生対象のイベントです。「日経エデュケーションチャレンジ」というイベントで、各企業の社員が講師となって、働く現場の第一線の様子や講師自身の社会経験を語り、講義終了後は参加者と講師が交流できる場です。就職・進学などの大きな選択を迫られる高校生を対象にした素晴らしい企画です。この企画は2001年に始まり、今も続いています。
サミット・ゼミは1998年10月17日開校ですから、3年後に始まりました。そのイベントは毎年夏休みに開催され、夏が近づいてくると日本経済新聞で告知されました。私は羨ましくて仕方ありませんでした。金沢でも同様のイベントを開催できないかと考え、日経新聞の販売店経由で金沢支局に問い合わせました。結果はNo.でした。そこで、北國新聞社に照会しました。模試(当時の北國模試)の担当に話したところ賛同を得られました。しかし、結局はNGでした。理由は利益が出ないということでした。
そこで考えたのが、高校生に情報を提供する本の出版です。社会人に自らの進路選択や高校生へのアドバイスを聞いて、それらをまとめて本にすれば、高校生の皆さんに役立つだろうと思いました。手元に2004年4月20日付けの企画書が残っています。しかし簡単に進む話ではなく、本の出版はあきらめました。
本の出版を再検討したのは2016年です。たまたま入院することになり、病室で解くつもりで大学入試の問題集をブリーフケースに入れて持ち込みました。病室でブリーフケースの奥を覗き込んだところ、上述の2004年4月20日付けの企画書が目に入りました。忘れていた感覚が戻って、企画書を書き直して、東京に住む大学時代の友人に相談しました。税法の専門家で何冊も本を執筆している友人です。趣旨に賛同してくれて、知り合いの出版社を紹介してくれました。神田にある出版社を訪ねるためだけに新幹線で東京往復しました。出版社は採算面のことを心配してくれました。厳しい現実を直視せざるを得ず、本の出版を再度あきらめました。
ここ2, 3年間、ホームページ改訂について迷っていました。改訂の必要性はあるものの、費用の大きさが決断を鈍らせました。しかし、ゼミを続けるのであれば改訂すべきと考えました。そしてこの機会に、先輩からのアドバイス情報を盛り込むことにしました。高校生の皆さんに役立つ情報を提供したいという20年を超える念願が叶うことになります。