ある父兄のコメント - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

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ある父兄のコメント

「学校には勉強面で期待していない。」 厳しいコメントです。この言葉をあるお母様から聞きました。その方は子育て世帯を応援する団体の代表をされている積極的な方で、中2のお子さんがいらっしゃるそうです。私の生徒さんのお母様ではなく、あるイベントで知り合ってお話ししました。

勉強は本来、学校の先生が担当するものであり、本当は学習塾は無い方が良いと私が述べたところ、学校は子供たちが集団生活を学ぶところであり、学校には勉強面で期待していないと反論されました。そのお母様自体が中学生の時、大手学習塾で仲間たちと楽しく勉強したという経験があるそうです。その経験が冒頭のキツイ意見につながったのでしょう。ただし、その方は親が負担した高額の授業料はほとんど気にしていなかったとのこと。

もし自分が学校の先生であれば、自分の生徒が学習塾に通うことには精神的に耐えられません。あなたの授業が良くないから学校ではなく学習塾に通うと言われているように思うからです。家庭環境が様々である生徒が中学に通います。学力レベルの差も小さくありません。そのような状況で、学校が勉強面を担当することは易しくはありません。しかし、経済的な理由で学習塾に通えない生徒もいるのです。

金沢大学附属中学のある英語の先生は教科書の内容(文法)を教えていません。皆は塾で学んでいるから知っていますね、とその方は言っているそうです。こんなことが許されて良いのでしょうか。附属中学にも学習塾に通えない生徒はいるはずです。学校の先生が学習塾の存在を前提にしています。国立の中学校の先生がそんな意識だから冒頭のコメントが出てきてしまう状況になっているのでしょう。何と嘆かわしいことでしょうか!