共通テスト in 2025 - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

サミット・ゼミ
Summit Seminar

共通テスト in 2025

大学入学共通テストが先週末(1/18, 19)に実施されました。私の初詣は共通テスト初日の土曜日です。今年も1/18の早朝に尾山神社へ行き、高3だけではなく中3の受験生の皆さんの健闘を祈願しました。家族や自分自身のことの祈願はおまけです。今年もお賽銭を奮発(?)しましたので、効能あらたかだと信じています。

2021年1月にセンター試験から共通デストに替わりました。4年後の今年、2022年4月からの新しい学習指導要領に対応して共通テストが変わりました。大きく変わったのは、国語の現代文が2問から3問に増えて試験時間が80分から90分になったこと、数学ではⅡBがⅡBCになり試験時間が60分から70分になったこと、情報が追加されたことです。英語はほとんど変更ありませんが、昨年までは大問6問で小問を合わせて全部で英文10問だったのが、小問がなくなり大問8問までの英文8問になりました。すっきりした感じです。

共通テストの英語と数学を解くことは、私にとって学習塾を継続する力をキープしているか否かを判断する試金石です。共通テストの問題を解けなくなったらゼミは辞める覚悟です。今年も既に解き終わり、まだまだ大丈夫であることを確認しました。我が母校に合格できる水準を保っています。ただし、近年は集中力の衰えを感じています(泣)。全て読解問題である英語(制限時間80分)で、英文を長時間読み続けることにはかなり辛いものがあります。

英語リーディングの平均点(1/22発表の中間集計)は59.65点で、昨年(平均点51.54点)より高くなりました。大問6の物語文が少し分かりにくかったですが、それほど難しい問題ではありませんでした。昨年より約700語減ったとはいえ、全てで約5,600語ありますから、速読が絶対条件です。いろいろな種類の英文が出題されているものの全てが読解問題なので、大学入試の英語の問題として欠陥があると思います。何故、文法・語法問題、発音・アクセント問題が出題されないのか非常に疑問です。

数学では1A、今年から新しくなったⅡBCの平均点はそれぞれ56.66点(去年51.38点)、56.69点(去年57.74点)でした。1Aの噴水をテーマにした2次関数の問題、ⅡBCのメダカの池の水草をテーマにした対数関数の問題など出題者の工夫が感じられました。センター試験から続く誘導形式に慣れること、前半に難問がある場合の時間の使い方などのポイントを感じ取りました。

英語・数学とも共通テストの問題を解くことで感じたポイントは高校クラスの授業にフィードバックするつもりです。英語での速読の必要性、数学で要求される絶対的計算力そして制限時間の使い方については中3クラスの皆さんにも話すつもりです。