2025 - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾 - Page 2

サミット・ゼミ
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数学の平均点予想

中3の皆さんは今週日曜日(1/12)に今年度7回目の模試がありました。先週受けた統一テストと併せて公立高校の出願校を判断する重要なテストです。模試結果は一週間後に判明します。ドキドキしながら待つことになります。

テストにおいて一番心配な科目は数学です。数学は失敗し易い科目だからです。前半の問題に手こずって時間をかけたのに解けなかった場合、パニックに陥って後半の本来解ける問題も解けなくなるのが失敗の典型例です。数学が得意な人でも起こりうるケースです。1/12の模試では大問2がポイントでした。第1四分位数や中央値を扱うデータ分析の問題でした。小問1は簡単ですが、小問2がかなりの難問でした。配点7点とはいえ、この小問をパスすることができたかどうかが勝負の分かれ目だったと思います。

中3の皆さんには確保すべき目標点を設定するように話しています。平均点を50点と想定すると、泉丘であれば80点がgood、75点が及第点、で70点が確保すべき点数になります。二水であればそれぞれ75点、70点、65点になります。確保すべき点数は決して高くはありませんから楽な気持ちで数学の試験に臨めそうですが、これが決して簡単ではありません。上手くいかないケースが多々あります。

また、平均点が50点とは限りません。平均点が40点位に下がる難しいテストでは70点や65点を確保する必要はありません。生徒の皆さんには、実際に解いていて今回は難しいと感じたら、想定平均点を下げて自分の確保点も下げるように指示しています。もちろんこれと逆のこともあります。

この指示を守ることも容易ではないので、今年度からある試みを実施しています。教室で模試過去問練習をした後、平均点がどれ位だと感じたかを聞いています。昨年秋位にこのアイデアを思いつき、既に10回程度実施しました。実際の平均点と自分の感覚を比較することは、自分の確保点を決める際に役立ちます。因みに、今週月曜日(1/13)の授業では、前日の模試の数学の平均点について聞きました。生徒の皆さんの感覚が実際の平均点と比べてどうなのか一週間後に分かります。

究極の目標

前回の本欄では、生徒の皆さんに揺るぎない本物の実力を身につけて欲しいと述べました。今回はその理由について述べます。

私は、生徒の皆さんが将来どんな場面でも自分で判断できる人間になって欲しいと思っています。ビジネスマン、研究者や役人等になって経験する仕事の場面だけでなく、転職などのプライベートな場面においてもです。直接的な目標は高校入試、大学入試ですが、知識を蓄えて思考力を磨くことは入試突破のために必要なだけではなく将来の問題解決能力、創造性につながります。本物の実力を身につければ、あらゆる状況において自ら考え、アイデアを提供できるようになります。

例えば、昨年2月の金沢大学の英語の大問3は自由英作文で、「私たちの社会における平等と、多様性の認識を促進することの重要性」について80語以上の英語で述べる問題でした。難問です。正に大学入試において要求されている思考力と表現力が問われています。このような入試問題対策の勉強をすることは将来の問題解決能力、創造性につながるはずです。

中学、高校の勉強が入試を突破するだけではなく将来の問題解決能力、アイデア提供能力につながることを認識して、生徒の皆さんが本物の実力を身につけるよう導くつもりです。どんな場面でも自ら判断できれば、悔いのない人生を送れると思います。

揺るぎない「本物の実力」

新年あけましておめでとうございます。昨年元旦の16:10、石川は能登半島地震に襲われました。翌2日の夕刻には羽田空港で着陸直後の日航機が海上保安庁の航空機と衝突し、両機が炎上しました。大事件が続いて恐ろしい思いをしました。今年2025年は平穏にスタートしたように見えますが、どのような年になるのでしょうか。

昨年、サミット・ゼミには大きな出来事がありました。ホームページ改訂です。個人事業主として、費用面で清水の舞台から飛び降りるような決断でした。古いホームページに対してあるご父兄から頂いた「昭和の雰囲気がある」というご感想に後押しされました。結果的に、中高生に役立つ情報を提供したいという自分の思いを実現させることができました。それは「先輩からのアドバイス」です。社会人になった17人の教え子の皆さんからのアドバイスは参考になると思います。どうぞご笑覧下さい。

26周年記念日である10月17日に公開した新ホームページ冒頭で「生徒さんの努力、やる気を導き出し 揺るぎない『本物の実力』を目指します」と述べました。生徒の皆さんには「本物の実力」をつけて欲しいと思って授業を行っています。本物の実力があれば高校入試、大学入試は怖くはありません。フツーに突破できるはずです。そしてそれは将来、社会での活躍につながります。

せっかく勉強しても、それがあやふやなものであればテストで間違えたり、直ぐに忘れたりしてしまいます。その勉強のために要した時間は無駄とさえ言えます。どうせ勉強するなら、着実に勉強して本物の実力を蓄えるべきです。あやふやな勉強を繰り返すのではなく、目の前の課題に集中してマスターするのです。そうすれば確認のための勉強は少なくなり勉強時間は短くて済みます。簡単にできることではありません。しかし、勉強に対する姿勢、覚悟によって可能になります。

縁あってサミット・ゼミに通ってくれる生徒の皆さんが本物の実力を身に付けることができるよう、彼らと対話し、彼らを導きたいと思っております。本年もどうぞよろしくお願い致します。