中3生の踏ん張りどころ - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

サミット・ゼミ
Summit Seminar

中3生の踏ん張りどころ

中3クラスの皆さんは、先月末に2学期期末テストがあり、今月初旬に実力テストを受けています。そして今週末には模試があります。毎年この時期はこれら三つのテストが重なります。それぞれが大切なテストであり、それが三つも重なれば本当に大変だと思います。高校入試が終わった後、11月末から12月初めのこの時期が一番辛かったと話した生徒さんもいました。

勉強の内容としては、英語では関係代名詞が期末テストの範囲でした。2週間前の本欄「中学英語の最重要分野」で述べた通り、関係代名詞は英語が分かるか否かを決める最重要ポイントです。数学の範囲には相似の証明、平行線と比が入っていました。相似の証明自体は2年生の時に学んだ合同の証明よりも簡単です。しかし、相似は高校数学で威力を発揮します。高1で学ぶ「図形の性質」の難問では相似を使うことがよくあります。「縁の下の力持ち」的な大切な分野です。

三つのテスト終了後には、英語は仮定法を学びます。仮定法は英文法の難しい分野の代表であり、中学生が学ぶのは酷であると言える分野です。(2021年度からの新しい教科書に仮定法が入ってきて、ビックリしました。) 数学では、応用範囲の広い円周角の定理の後、中学数学で最も重要と言える三平方の定理を学びます。テストが三つ重なった後に、英数とも重要な分野を学ぶのですから中3生は本当に大変です。

今週末の模試が終われば、その一か月後の冬休み明けの統一テストが視野に入ります。公立高校の受験校を決める判断材料になる非常に重要なテストです。中3の皆さんは高校受験生としての踏ん張りどころに入っています。連続するテストのプレッシャーに負けることなく、自分の将来を自分で切り拓いているのだという気持ちで乗り越えて欲しいです。