高校入試結果 in 2023 - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

サミット・ゼミ
Summit Seminar

高校入試結果 in 2023

先月18日の石川県教育委員会会議で3/7, 8に実施された公立高校入試の平均点が報告されました。英語50.2点、数学44.4点、国語59.3点、理科50.8点、社会41.9点で5教科合計の平均点は247点でした。過去5年間で3回目の250点割れでした。石川県の公立高校入試は難しいと言われています。調べてみると、過去10年間の平均点の平均は249.0点でした。今年の公立高校入試は例年並みの難しさだったと言えます。

英語は50点割れが4年続いていました。50点を回復したとは言え、難しさは続いています。その原因は会話文、長文とも英文資料やグラフに関する問題で、問題文が長いことです。かなりの英語力がなければ50分で解き終えることはできません。今年は第2問の形式が英単語の並び替え問題に変わりました。文法が得意な生徒にとっては時間の節約になったでしょう。

問題は数学です。過去10年間の平均点は、5年前の51.7点を除いて50点割れが続いていました。そして今年も44.4点でした。今年3/16付け本欄で述べた通り、関数や図形の問題が難しくて受験生は苦戦したようです。対策としては、基礎力を万全にした上で、難しい問題に対する思考力を鍛える必要があります。また、50分総合問題での得点の仕方に慣れることが非常に大切だと思います。

今年驚いたのは社会です。社会は過去3年間50点割れが続いていました。今年の41.9点は去年の39.9点に続く低さでした。改めて問題を見ると、記述式が難しいです。中3生にここまで考えさせるかというような問題が幾つかありました。社会の得点分布がどうなっているか気になります。恐らく正規分布の形ではなく二瘤ラクダのような分布になっているでしょう。社会嫌いな生徒が増えるのではないか心配です。

サミット・ゼミの通常授業は英語、数学と国語200字作文です。今年の入試結果を踏まえて授業を進めます。お任せ下さい!

参考
先々週の本欄で述べました中3生の京都での英会話練習ですが、4名の内1名が実行しました。知らない土地で知らない外国人に話しかけるのはとても勇気が要るので、英会話練習は強制ではありませんでした。実行した彼は、準備していた想定問答集のプリントを忘れていったのに、勇気をだしてイギリス人に話しかけたそうです。素晴らしいと思います。一生忘れられない経験になったかもしれません。