速読練習の成果は? その2 - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

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速読練習の成果は? その2

本年7/13付け本欄で述べた通り、今年度の中3クラスでは英文の速読練習を2月から始め、7/2の石川県総合模試での英語はまあまあの成績でした。夏期講習では文法の既習分野を総復習した上で、8/11に模試過去問を使って速読練習をしました。中3生諸君は私の想像以上に速く問題を解き終えたことを覚えています。かなり速読に慣れたようでした。そして、夏期講習終盤では模試過去問を3回解いて、8/27の模試と学校の実力テストに備えました。

先週8/27模試の結果が届きました。受験者全体の英語の平均点は44.6点で難しいテストでした。中3クラス4名の内、速読に慣れた3名の平均点は85点でした。この点数の科目別偏差値は70で、素晴らしい成績でした。2月から積み重ねてきた速読練習の成果が出たと思います。昨年度までとは異なる新たな試みが上手くいきました。とても嬉しかったです。

英語は実力がつけば成績がバラつくことはありません。数学の場合、実力があってもちょっとしたミスで大失敗することがあります。ですから、英語が得意になれば入試に強くなります。英語が得意になるためには然るべき努力が必要ですが、その努力は必ず報われます。

中3生の速読の基礎は文法です。文法の勉強をしっかりすれば英文を速く読むことができるようになるのです。例えば、不定詞を使った英文では名詞的用法、副詞的用法か形容詞的用法かを判別する必要があります。中学生にとって易しくはありません。しかし、それぞれの用法をしっかり理解して数多くの英文で不定詞を見る経験を積めば、どの用法かは直ちに判別できるようになります。

8/27模試で英語が伸びなかった生徒さんもいました。文法の甘さが主な原因だと考えていますが、他の要因があるかもしれないので分析するつもりです。