私立中受験ブーム? - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

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私立中受験ブーム?

先月10/23(月)から10/26(木)まで日本経済新聞に「ヒートアップ中学受験」という連載記事が掲載されました。首都圏では空前の私立中受験ブームになっており、以前は小4前後から塾通いしていたのが、小1からでも早くないという状況になっているそうです。文部科学省の調査では21年度の公立小学生の塾代が約8万円と3年前の1.5倍になっています。夏期講習などだけで10万円単位が必要な塾もあるとのこと。驚くばかりです。

高い進学実績を持つ伝統校や、有名私大に進める付属校や系列校の人気が高まり、局所的な過熱現象が起きているそうです。近畿圏も状況は似ています。首都圏や近畿圏のような大都市圏と当地のような地方では進学に関する状況が全く異なります。大都市圏では公立校ではなく私立の中高が選ばれる傾向が強く、地方では公立高校に不合格になれば私立高校に行くのが一般的です。

金沢に住んでいると全く分かりませんが、首都圏での中学受験はヒートアップしています。私立中受験がヒートアップする中、日比谷高校のような東京都立のトップ進学校は説明会を開いています。説明会の対象は中学生ではなく小学生の親子だそうです。ここまでしなければならないようです。中学受験を経験しながら公立中を選び、日比谷高校に進んだ生徒の声が紹介されていました。「中学は色々な家庭環境の友人と、高校は受験で同じ目標を持つ友人と過ごすことができ、とても良い経験になっている。」

この日比谷高校の生徒の声は、石川における中学、高校への進み方で十分であることを物語っています。これを読んでホッとしました。高いお金を出して小1から準備を始めるという首都圏での私立中受験ブームは健全だとは思えません。一切気にしなくても良いのですが、私立の中高一貫校では先取り学習をしていることには注意が必要です。このことについては今後述べるつもりです。