公立高校入試 in 2024 - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

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公立高校入試 in 2024

本日合格発表があった石川県の公立高校入試は先週水曜日・木曜日(3/6, 7)に学力テストが実施されました。例年同様、試験翌日に新聞掲載された英語と数学の問題を解いてみました。

英語は昨年と同じ大問構成と問題形式でした。昨年、大問2の問題形式が変わったので、今年は変更がなかったのでしょう。英文資料に基づく会話文の大問3と二つのグラフに基づく長文の大問4は昨年同様かなりの英文量でした。

英語の問題は3/7日の北國新聞14面全面に掲載されました。その面全体を俯瞰して見ると、とても良い問題であると感じました。大問1のリスニング、大問2の英単語並び替え、そして上述の2問の英文読解問題の4問構成です。英文の読み取りだけではなく、リスニングはもちろん文法力そして作文力も問われているので非常にバランスが取れています。

数学も問題構成は昨年同様でした。数学は力のある人でも失敗することがよくあるので、入試において最も重要な科目と言えるかもしれません。試験前半の問題でつまずくと冷静さを失いパニックに陥る可能性があります。解くのに時間がかかりそうだと判断して次の問題に移れれば良いのですが、プレッシャーがかかった入試本番ではその判断は容易ではありません。

今年は第2問が大きなポイントだったと思います。データ分析の問題で、小問2が思考力と判断力を要求する難問でした。この問題への対応が数学の得点に大きく影響したと思われます。問題全体としては、易しい問題、標準的な問題、思考力を要求する難問が上手く組み合わされていると感じました。数学の平均点は過去5年間、50点割れが続いています。今年はどうなるでしょうか。

今年の入試を受けて新中3クラスの授業方針を考えました。英語は従来通りで、文法を固めた上で速度練習を強化します。大量の英文でも速読して、余裕を持って英作文に取り組めるようにするつもりです。数学は入試で出題されるような難問に対する思考力をより磨かなければならないと考えています。また50分の使い方の練習を強化するつもりです。