狙い通り - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

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今年3月6日・7日に行われた公立高校入試の平均点が分かりました。英語48.0点、数学51.1点、国語67.2点、理科52.0点、社会41.1点、合計259点でした。過去10年間の合計点の平均は249.8点でしたから、全体としてはやや易しめだったと言えます。

英語は4年間50点割れが続いた後、去年は50.2点に上がりましたが、また50点を割り込みました。数学は50点割れが5年間続いていました。50点台になったとはいえ易しい入試ではありません。問題は社会です。40点台が2年続いた後、一昨年は39.9点、去年が41.9点でした。今年の41.1点で、3年連続で40点前後になりました。難しさの原因は記述式問題です。思考力を問う良問ですが、中3生が解く難度ではありません。就職試験に出ても良いくらいの難度です。受験生が可哀そうだと思います。

私は英語の平均点に注目していました。今年受験した4名の平均点が86.25点だったからです。48.0点という平均点を知ってとても嬉しかったです。本欄で何回か述べた通り、昨年度の中3クラスでは速読練習をかなり強化しました。その練習の成果は模試で表れていましたが、入試本番で練習の正しさと効果が証明されました。英語が得意ではなかった生徒さんもいましたから、彼らの頑張りを素直に評価しています。今年度の中3クラスも昨年同様の取組みで生徒の皆さんを鍛えるつもりです。

4名の数学の平均点は76.25点でした。4名とも大問2のパスすべき面倒な問題をパスしました。そのおかげで50分の制限時間を上手く使うことができたようです。これも練習の成果です。数学は、得意な人でも時間配分を間違えて失敗する可能性があります。自分の目標点を獲得する練習を重ねる必要性を改めて感じました。

ところで、入試の平均点は4月23日の教育委員会会議で報告されました。その日に報告されることは今月初めに教育委員会のホームページ上で公表されていました。しかし、実際にホームページ上で確認できたのは1週間後の4月30日でした。のんびりした業務処理であり、民間企業では考えられない仕事の遅さです。