教え子との交流 - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾

サミット・ゼミ
Summit Seminar

教え子との交流

今週の日曜日(7/14)に教え子のT君と飲みました。彼は東京の大学の理系大学院を卒業して、ある大企業に就職しました。今年社会人4年目になり、来月から海外に赴任します。海外赴任前に有給休暇消化のための長めの休暇を取り帰省しました。この3年間どのような仕事をやってきたのか、海外でどのような仕事をするのか、彼が趣味で続けている研究など話題は豊富でした。給料や、海外赴任手当、持株会についても話しました。生産管理に携わってきたT君は、現場の人たちと話し合う過程で、彼が入社する前に発生した問題に対する解決策を思いついたという話を聞いた時は感動しました。

先月末、中高の期末テストが終わって時間の余裕が出来たので上京しました。以前の上京は2泊でしたが、最近は教え子と会うことが多くなり3泊です。その上京では5人の教え子と会いました。その中には以前から気になっている教え子M君がいました。

建築を学ぶために東京の大学へ進んだM君がまだ学部生の頃、「民意」について尋ねるメールがあってビックリしたことを覚えています。大学でいろいろ学ぶうちに歴史や政治に興味を持ったようです。彼は人気企業に就職しましたが、2年ほどで辞めました。辞めた後どうしているのかずっと気になっていました。M君とは渋谷から東横線で一駅の代官山駅で待ち合せて、彼のオフィスを案内してもらいました。先輩が経営する会社に転職後、昨年から新規のビジネスに取り組んでいました。スタートアップ(革新的なビジネスモデルで社会にイノベーションを生み出す企業や個人)を支援する活動でした。その後お酒を飲みながらいろいろ話しました。若者がチャレンジする話は興味深かったです。

先月末の上京で最後に会ったのは、26年前に中1で入塾してくれた最初の生徒の一人であるR君です。彼は大手電機メーカー系の会社で働くSEです。約20人のチームを率いているそうです。翌日に仕事に関する発表をしなければならないとのことで、飲みながらそのシナリオを相談しました。何故か私がバッグからA4用紙を取り出し、彼との話を書き留めました。「こういうこと?」と時々確認しながら話を進めたところ、A4用紙両面に渡るプレゼンテーションの骨子が出来上がりました。後日確認すると、なかなか良いプレゼンができたようで、今度ご馳走してくれるとのことでした。

その上京で会った大学時代の友人には、若い人と様々な交流ができるのは羨ましいと言われました。確かに6名までの少人数制で卒業生とのつながりが濃いことがサミット・ゼミの特長の一つです。社会人になった教え子との交流では、自分のビジネス経験が活きますから密度の濃い話をすることができます。いつまでも「先生と話したい、先生に相談したい」と思ってもらえるよう、自分磨きを続けなければならないと考えています。