塾長からの一言 - サミット・ゼミ | 少人数制の学習塾 - Page 6

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塾長からの一言

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英語の授業をアピール

タウン情報誌「金沢情報」今月22日号が学習塾特集を組みます。今回も広告を掲載する予定で、今週火曜日に原稿が完成しました。「ココにも注目!」欄で、英語の授業をアピールしました。「中学英語を完璧にして高校へ。大手予備校に負けないシステムで大学入試へ導く。」が原稿の一部です。

本欄で何回か述べている通り、私自身の中高生時代、英語は得意科目ではありませんでした。分かっているのか、分かっていないのか「微妙」な状態でした。英語に対する曖昧さが端的に出たのが現役で受けた早稲田大学の入試でした。100点満点の46点位だったと思います。数学と国語はきっちり得点できていましたが、英語が足を引っ張り不合格でした。

当時は名古屋に住んでいましたので河合塾に一年間通いました。河合塾でしっかり勉強して英語が出来るようになりました。得意だった数学の偏差値を超える得意科目になりました。浪人して英語が分かるようにならなければ、日産自動車の国際法務や輸出の仕事をこなすことはできませんでした。また、英語が得意になったことが学習塾を始めることにもつながりました。

学習塾を始めて試行錯誤で授業内容を工夫してきました。英語の授業、特に高校クラスの授業に自信が持てたのは、毎年の2次試験問題を掲載した問題集に書かれていた監修者の一節を読んだ時でした。河合塾の講師の方による受験生に対する英語の勉強法についてのアドバイスでした。さらに、名古屋の河合塾で浪人した教え子が、参考にして下さいと、浪人後に教材を渡してくれました。私の授業方針と一致していました。自分の浪人時代を思い出して高校クラスの授業を進めていたわけではありませんが、自然に河合塾と同じような授業内容になっていました。

高校入試や大学入試に英語があるから英語を勉強しているのではありません。グローバル化された今の社会では国際交流の場でも海外ビジネスの場でも英語が出来ないと活躍することはできません。社会に出て通用する英語力を身に付けるために大学入試を目標にして英語力をつけることが非常に重要です。自分自身が英語を克服した経験と24年間の授業の経験を基に、これからも中高生の皆さんを導いていくつもりです。one of the best in Japan を目指します!

2次試験に向けて

高3クラスの皆さんは、共通テストの結果を受けて2次試験の出願を終えました。共通テストの英語、数学、国語は時間との戦いという側面があり、思い通りに得点することはなかなかできません。今までの経験から言えば、期待通りに得点できる人は20-30%ではないかと思います。今年も人それぞれでした。2週間前(1/19)の本欄で述べた通り、1/20に一人一人と出願について相談しました。彼らの人生に影響する重要な相談でした。

新しいプリントを作りました。2次試験に関するアドバイスをまとめたプリントです。大学に進んだ先輩の生徒さん達には受験が終わった後、受験勉強の様々な点についてアンケートに答えてもらっています。その項目の中に「2次試験に対する心構え」があります。1/20の出願相談の後、今までのアンケート結果を読み返し、参考になるコメントをまとめました。

2次試験本番に向けての気持ちの持ち方、当日の気持ちの持ち方、当日の問題への取組み方について貴重なコメントが並んでいます。「C、D、E判定の人は特攻隊のような気合で挑んでくるので、A、B判定でも油断しないこと。」はD判定からの逆転合格を果たし、涙の合格報告をしてくれた生徒さんのコメントです。今の時期の生徒の皆さんにとって非常に参考になります。

上述のアンケート全体をまとめた資料は昨年春に渡してあります。今回のプリントは「2次試験に対する心構え」の内容を詳しくしたもので、私からのアドバイスも加えました。ラストスパートをする彼らに対する私からの激励を込めたプリントになりました。このプリントは今週月曜日(1/30)に配布しました。2/25の2次試験までは3週間です!

共通テスト後の水曜日

大学入学共通テストが先週末(1/14、1/15)に実施されました。受験生は翌月曜日(1/16)に自己採点して、その結果と出願希望大学の情報を大手予備校に送ります。大手予備校は全国から寄せられた大量の情報を処理してAからEまでの合格可能性判定を出します。そのシステムが稼働するのが水曜日です。私にとって一年で一番気持ちが引き締まる日です。生徒の皆さんは人生に大きく影響する判断をしなければなりません。全力で彼らをサポートします。

昨日(1/18)の水曜日、私が毎年利用するシステムが昼頃稼働し始めました。早速、生徒の皆さんの自己採点結果を入力して、彼らが希望する大学についての合格可能性を調べました。共通テストは時間との戦いという側面があり、思い通りに得点することは難しいです。従って、生徒の皆さんは出願する大学について心が揺れます。彼らが考えている大学だけではなく、私が提案する大学についても判定を確認しました。

生徒さん毎にA4一枚のプリントを作成します。複数の予備校の判定、ボーダーラインだけではなく他の情報も盛り込みます。昨年倍率や過去の合格最低点です。過去の合格最低点は大切な情報です。2次試験でどれ位得点すれば良いのかの目安になるからです。ただし、共通テストの難易度は年によって変動しますから、合格最低点の扱い方には注意が必要になります。

合格判定プログラムをチェックしながら、合格最低点を調べるサイト、必要によっては各大学のサイトを同時並行で見ますからかなりの集中力で作業を進めました。時間があっという間に経ちました。合格判定プログラムに生徒の皆さんの自己採点結果を入力する時には様々な思いが頭に浮かびました。特に、苦手としていた科目で然るべき得点を入力する際は、その生徒さんのこれまでの頑張りを想像してジーンときました。

生徒の皆さん一人一人とは、明日金曜日に出願大学について相談します。出願期間は来週月曜日(1/23)から2/3(金)までです。彼らは共通テストから出願まで濃密な一週間余りの間に大切な決断を下します。

永瀬王座の言葉

今週月曜日(1/9)、将棋の王将戦第1局で、藤井聡太5冠(20歳)が挑戦者の羽生善治九段(52歳)に勝ちました。人気棋士同士の対局で大きく報道されました。高校生、大学生の時によく将棋を指していた私は藤井さんや羽生さんの成績が気になります。その藤井王将の研究仲間に永瀬拓矢王座(30歳)がいます。その永瀬王座に関する記事をヤフーニュースで見ました。その記事に載っていた永瀬さんの言葉です。

「自分は子供の頃、何をやってもうまくいかない子供でした。でも将棋と出会えた。出会えて頑張ることができた。才能はないとすぐに分かりましたけど、努力することはできたんです。大切なのは好きなことを見つけて、努力を続けることだと思っています。自分は自分の棋士人生を通して、才能よりも努力の方が大切なんだということを証明したい。」

将棋のタイトルホルダーですから才能がないというのは謙遜でしょうが、永瀬さんの姿勢には学ぶべきものがあります。努力することの大切さを教えてくれます。そして、素晴らしい成績を残し続けることでそのことを証明しています。自分も頑張ろうと思わせてくれる言葉です。そう言えば、羽生さんも、才能とは努力を継続することと述べています。

勉強ではどうでしょうか。やはり努力が重要な要素だと思います。コツコツと努力を積み重ねればかなりのレベルにまで到達することができます。数学では才能的要素が必要かもしれませんが、それは数学者のような高度なレベルにおいてです。今週末の大学入学共通テストの数学では努力で然るべき点数が取れます。英語は単語を覚えたり文法を理解したりして努力すれば高いレベルに到達できます。ゲームやSNSのような様々な誘惑に打ち勝って机に向かえることが才能であると言えるかもしれません。

自己の人生に対する責務

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。10月に開校25周年を迎えます。頑張ります!

昨年11月17日付け本欄「中村天風先生の教え」でご紹介しました「日常心得集」には誓いの言葉が掲載されています。ある本によると、松岡修造さんはその言葉を毎日朝晩2回口にしているそうです。

誓いの言葉の中に「自己の人生に対する責務を果たし」という一節があります。この心得集は、天風先生の本の付録になっていたもので、クリアケースに入れて机の引き出しの奥にしまっていました。昨秋、たまたま引き出しの中を整理した時に久しぶりに目にしました。そしてその一節にハッとしました。中高生の皆さんを育てることが自分の人生に対する責務であると改めて自覚しました。

クリアケースに入った日常心得集を確認した頃、高3英語クラスで読んだ共通テスト形式の問題文の中に”calling”という言葉が出てきました。「天職」という意味で、神様の思し召しというニュアンスがあります。直ぐに”calling”という単語が上述の誓いの言葉の一節とつながりました。頑張って中高生の皆さんを導こうと思いました。